韓国が月面着陸機計画を公開=発射は2020年を目標―中国メディア

Record China    2013年11月18日(月) 23時30分

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18日、中国科学報によると、韓国は朴槿恵大統領が国家の主要目標として着手している宇宙開発計画の一環として、月面着陸機に関する計画を公開した。資料写真。

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2013年11月18日、韓国は月面着陸機の設計プランを公表した。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が打ち出している宇宙開発計画の進展に大きな一歩となる。中国科学報が伝えた。

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計画によると、無人の月面着陸機は、現在開発中の人工衛星ロケットKSLV-2で打ち上げられる。同ロケットでは同時に、重量10〜20キログラムの月面探査車も打ち上げられる予定だ。探査車は希少鉱物に関する情報収集などを行うという。

韓国科学技術部の長官によると、大田広域市にある韓国航空宇宙研究院(KARI)を代表とする15の研究機関が、政府の資金援助を受けて2014年から基礎技術の開発に着手するという。

朴大統領は今年2月の就任時に、月探査計画を国家の主要な目標に指定。発射計画を当初の2025年から2020年に繰り上げると発表している。KARIは2010年から100億ウォン(約9億4400万円)の研究費を投入しているが、今回の報告書では、2020年の完成には7000億ウォン(約661億円)の資金が必要としている。

韓国の月探査計画には米航空宇宙局(NASA)との提携が欠かせない。KARIの下部組織関係者は、「NASAが直面する資金難と米政府機関の一部閉鎖の影響により、NASAとKARIの関係が強化された」とした上で、「NASAも我々に全面的に協力すると表明している」と述べた。

米国の専門家も「韓国のような中規模レベルの技術力を持つ国では全方位的な活動を望むべくもない」とした上で、「長期的に見れば、NASAとの提携により韓国自身の宇宙開発技術の向上や人材育成などが望める」と述べた。

韓国は今年1月、人工衛星打ち上げロケットKSLV-1(羅老、ナロ)の打ち上げに、2回の失敗を経て3回目で成功した。その1カ月前には北朝鮮がロケット「銀河3号」と人工衛星「光明星3号2号機」を打ち上げている。(翻訳・編集/NY)

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