香港フォトジェニック・スポット~海と一体化できる西環泳棚

フライメディア    2020年3月28日(土) 10時10分

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今回ご紹介をするのは、インスタグラマーに人気の西環泳棚(サイワン・スイミングシェッド)。香港島西のケネディタウンから少し山に入った場所に位置している、海に突き出た静かな桟橋だ。

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カラフルな団地やネオン看板など、フォトジェニック・スポットが溢れている香港。街中ばかりが撮影スポットになってしまいがちだが、高層ビルや喧騒の市内から離れた場所に、自然と緑豊かな撮影スポットが存在している。

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今回ご紹介をするのは、インスタグラマーに人気の西環泳棚(サイワン・スイミングシェッド)。香港島西のケネディタウンから少し山に入った場所に位置している、海に突き出た静かな桟橋だ。

この桟橋は60-70年代、この辺りで泳ぐ人のために造られたものだという。今ではここで泳ぐ人は少ないが、代わりに撮影を目的とする若いインスタグラマーや、美しい景色を見ようという人々が集まってくる。晴れた日は、ここから見る夕陽が特に綺麗だ。だが夕方はとても混雑する為、今回は比較的空いているといわれている午前中に訪れてみた。

山道に沿って造られた階段を下っていくと、木の隙間から海が見え始める。そして階段を下りきった場所に、美しく穏やかな海と桟橋が現れる。

比較的空いている、と言ってもグループや家族連れが途切れることなく訪れてくる。みな、この桟橋に交代で立ち、景色や撮影を楽しんでいた。ここが香港である事を忘れてしまうようなダイナミックな景色。

ここへ来たら撮影をするだけでなく、この場所ならではの景色をゆっくりと堪能していただきたい。目の前の海は、離島やマカオへ行くと思われる船や大きなコンテナを積んだ船が、引っ切り無しに通っていく。香港が海に囲まれた場所であることを再認識できる光景だ。

そして、右方向には九龍半島を望むことができる。この角度から見る九龍半島の景色は、この場所ならではの、珍しいものだ。

西環泳棚と言うだけあり、いまだにここで遊泳をする人もいる。昔からここで泳いでいるのではないかと思われる、高齢の方が多いようだ。

都会の景色を見飽きた人は、こんな景色を見るために香港の自然溢れる山に入ってみるのも楽しいのではないだろうか。山道を登るのが辛いという方は、桟橋近くの大通りまでミニバスやバスで行く方法もある。香港の自然をたっぷりと味わえるダイナミックな景色はまだまだある。ぜひ、色々な顔の香港を楽しんでいただきたい。(提供/フライメディア)

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