ウイルスとの闘いに国籍は関係ない!活躍する外国人ボランティア

人民網日本語版    2020年3月19日(木) 18時30分

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新型コロナウイルス感染が拡大して以来、中国各地の国際色豊かなコミュニティや大学・専門学校、予防・抑制の検査ポイントで、多くの外国人ボランティアが活躍している。

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国籍や肌の色、職業が違っても、心に抱く願いは同じだ。新型コロナウイルス感染が拡大して以来、中国各地の国際色豊かなコミュニティや大学・専門学校、予防・抑制の検査ポイントで、多くの外国人ボランティアが感染拡大予防・抑制の一員として活躍している。彼らは外国人だが、感染拡大の前では「部外者」ではなく、中国人とともに自分たちのホームタウンを守っており、その姿はウイルスとの闘いにおける麗しい光景となっている。人民日報海外版が伝えた。

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江蘇省蘇州工業団地の城邦コミュニティでは、ここに暮らして8年になる米国人の蘇貝◆さん(◆は女へんに尼、写真右)と夫の蘇傑夫さん(写真左、いずれも中国名)が防疫ボランティアチームに進んで加わっている。彼らは自宅待機になった住民のための野菜や食料品を仕分けし、配達しているほか、拡声器を使って中国語と英語で呼びかけ、住民に防疫知識を伝えている。

中国で暮らして3年になるクリスティンさんは、江蘇省南京市のある物流企業の技術顧問をしている。春節(旧正月、今年は1月25日)連休期間中、妻である呉海音さんの故郷である浙江省湖州市徳清県新市古鎮を訪れ、休暇が終わったら南京に戻る予定だった。その間、在中国オーストリア大使館からクリスティンさんにオーストリアに戻るよう電話が2度かかってきた、彼はその好意をありがたく感じながらも断って、妻とともに地元のボランティアチームに加わり、防疫検査ポイントで共に感染防止に努めている。

感染拡大を前にして、重慶市の一部大学・専門学校の外国人留学生はボランティアとして防疫知識の普及やマスク配布、衛生消毒などの活動に加わり、キャンパスの感染拡大予防に貢献している。

イラン国籍の商人であるハミさん(55)は2003年以来ずっと浙江省義烏市で貿易の仕事をしており、同時にイラン義烏商会の会長も務めている。感染が拡大してから、ハミさんは自ら進んで義烏鶏鳴山コミュニティの外国人防疫ボランティアサービスチームのボランティアになった。義烏に戻ってくる外国人がますます増える中で、アラビア語や中国語、日本語、英語など複数の言語が話せるハミさんは、毎日コミュニティのスタッフとともにあちらこちらを駆け回り、コミュニティ内に住む国内外の住民のために、物資の購入や生活用品の配達、防疫知識の普及、夜間パトロールなどを行っている。

パキスタン人のハモンドさんとモーリシャス人のスマイヤさんは浙江省温州市で医師として働く国際結婚カップルだ。感染が拡大すると、彼らは進んで温州和平国際病院のボランティアチームに入り、温州南高速道路出口に設けられた予防・抑制検査所で防疫スクリーニング検査に当たっている。

新型コロナウイルス感染による肺炎が生じてからというもの、河北省石家荘市鹿泉区黄壁荘鎮田村の出入口に設けられた臨時検問所のあるボランティアがひと際注目を集めている。それはコンゴ民主共和国出身の「外国人妻」ジーナさん(22)だ。

ジーナさんの仕事は毎日村で宣伝ビラを配り、感染予防・抑制に関する知識を村民に普及し、外をぶらついている村民を見かけた場合は、自宅隔離を勧めること。臨時検問所では、数日前から、村民の体温測定を行ったり、一人暮らしの高齢者にマスクを配布するといったボランティア活動も行われており、ここにもジーナさんの姿があった。ジーナさんは、「今回の感染拡大により、中国政府の極めて効率的な対応能力を理解できた。このことで、中国に対する信頼がさらに高まった。社会全体が一丸となって努力することで、感染の流行が一刻も早く収束することを信じている」と話した。

杭州市世貿麗晶城は花園亭コミュニティの中で外国籍住民が集中している国際色豊かなコミュニティだ。このところ外国籍の住民が集中的に杭州に戻ってきていることを受け、外国籍住民と地元住民により良くサービスするため、隣接する大学の構内にとどまっている留学生が積極的に行動を起こし、防疫知識の普及に乗り出し、居住区と隣近所の安全を守っている。(編集AK)

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