2020年4月29日、環球時報は、6連休を迎える韓国の済州島で18万人の観光客が見込まれるとの予測が出ており、現地に緊張感が漂っていることを報じた。

記事は、新型コロナウイルスの爆発的な感染が落ち着く一方で、なおも毎日20人以内の新たな感染者が見つかっている韓国では30日より6連休に入ると紹介。海外旅行に行けない状況の中、多くの人が国内旅行をすると見られ、韓国随一の人気観光スポットである済州島では期間中に18万人の観光客が訪れるとの予測が出ていることを伝えた。

そのうえで、済州道の関係者が27日に「観光業が全面復旧していない。できる限り済州島観光は控えてほしい」とコメントしたほか、ウォン・ヒリョン済州道知事も「歓迎はするが、自分の行為に責任を持ってほしい。ウイルスを済州に持ち込まないで」と語り、少しでも症状がある場合は旅行計画を取り消すよう呼び掛けたとしている。

記事によると、済州道では連休期間中も空港、港、観光スポットの感染防止体制を引き続き強化し、近ごろ海外から帰ってきた観光客に対してはウイルス検査を必須とする体制を取るという。また、観光客に人気のある済州美術館など一部スポットは営業しないほか、感染の疑いがある観光客を収容する専門隔離施設を設置するという。（翻訳・編集/川尻）