韓国で新型コロナ補正予算案に唯一反対した議員が称賛浴びる、その理由は?

Record China    2020年3月19日(木) 12時0分

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18日、韓国・マネートゥデイは、新型コロナ補正予算案に唯一反対した韓国議員について報じた。写真は韓国国会。

2020年3月18日、韓国・マネートゥデイは、新型コロナウイルス感染対応の補正予算案に唯一反対した韓国議員について報じた。

記事によると、17日夜、国会本会議を通過した新型コロナウイルス感染対応の補正予算案の投票が行われ、在席225人中賛成222人、反対1人、棄権1人という結果になった。記事は「事業内容に対する与野党の立場は食い違ったが、補正予算の必要性などを考慮して圧倒的な賛成票が集まった」と伝えている。

唯一反対票を投じたのは、民生党の朴珠賢(パク・ジュヒョン)共同代表。朴代表は「大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)に支援を集中させるのは理解できない」との理由で反対した。18日に民生党最高委員会では「売上減少、所得減少基準の支援ではなく、特定地域に対する支援に帰結したことを遺憾に思う。政府が今からでも全国全地域を特別災難地域に規定することを要請する」と述べた。

17日に国会で成立した11兆7000億ウォン(約1兆円)規模の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症の被害が集中したという理由から大邱・慶尚北道支援予算が政府案より1兆ウォン増額されたという。

これを受け、韓国のネット上では5000件以上のコメントが寄せられ、「確かに反対意見には共感できる部分がある」「国民も同じ思い。どうして特定の地域だけ?全国民が大変な思いをしてるのに」「反対した議員をたたこうと思ってたけど、その理由なら十分に理解できる」など反対支持派が続出し、大邱在住というユーザーからも「政府の悩みや苦労は分かるけど、これは違う」との指摘が出ている。

朴代表に対しても「素晴らしい」「こういう人に国会議員を続けてほしい」「与党の共に民主党より民生党の方がよっぽどいい」など称賛の声があちこちで上がり、「それだけ他の政治家が何も考えていないということ」と厳しい声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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