自宅待機中に睡眠の質が低下したのはなぜ?

人民網日本語版    2020年3月18日(水) 19時30分

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3月14日、世界睡眠学会秘書長、中国睡眠研究会元理事長の韓芳教授は「3・21世界睡眠デー」中国テーマ発表会において、「よく眠れるのは健康の証で、よく眠れないのは疾病の前触れだ」と述べた。

3月14日、世界睡眠学会秘書長、中国睡眠研究会元理事長の韓芳教授は「3・21世界睡眠デー」中国テーマ発表会において、「よく眠れるのは健康の証で、よく眠れないのは疾病の前触れだ」と述べた。今年のテーマは「良好な睡眠、健康な中国」。新型肺炎感染対策という特殊な時期であることを考慮し、この発表会はオンラインで行われた。科技日報が伝えた。

韓教授によると、睡眠病は人間の一生に影響を及ぼす。国際疾病分類には、「眠れない、すっきり目が覚めない、睡眠の質が悪い」という3つのカテゴリーの90種以上の睡眠病が含まれる。積極的な医療介入が必要な中国人は10%以上(1億5千万人)で、過半数の人が一生のうちに睡眠に関する問題が生じている。注意すべきは、中国の小中高校生の勉強の負担が重すぎ、睡眠不足が深刻なため、彼らの心身の健康と成長・発育に深刻な影響が生じていることだ。

中国睡眠研究会と寝具メーカーのデルッチは同日、「新型コロナウイルス肺炎感染対策期間中の中国人の睡眠白書」を発表した。中国睡眠研究会常務理事長の張斌教授によると、今回の調査は健康を脅かす重大な事態における国民の心身の健康状況と睡眠の内的関係を明らかにすることを目的としている。調査によると、全国民の自宅待機期間中、睡眠の量は確保されたが、質は確保されなかった。また、人々の睡眠時間は増えたが、睡眠の質が低下した。自宅待機前、午後8時から12時に就寝する人が9割を占めていたが、全国民の自宅待機期間中には、12時を過ぎてから就寝する人が過半数に達した。回答者のうち、江西省の人の就寝時間が最も遅かった。深夜になると文字情報を読みたいという意欲が強くなり、睡眠時間を削ってスマホをチェックする人が増え、深夜1−2時のユーザーのアクティブ値が63%以上上昇した。大半の人は睡眠問題が生活に悪影響を及ぼすことを意識し、何か措置を講じて睡眠の質を上げたいと回答していた。

専門家は、「まずは自分の生活を改善し、規則正しい生活と運動量の増加が重要だ。その他にも、睡眠環境の改善に注目し、照明の調整や寝室の睡眠の雰囲気の改善、シーツや寝具の交換などで睡眠を促進できる」としている。(編集YF)

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