「日本」を名乗る害虫うじゃうじゃ―江蘇省南京市

Record China    2007年5月11日(金) 16時32分

拡大

2007年5月10日、江蘇省南京市では街路樹のネムノキに白い輪がびっしりぶら下がっているのが見つかった。これはヒモワタカイガラムシの仕業で、中国では不名誉にも「日本紐綿虫」と呼ばれている。

(1 / 3 枚)

2007年5月10日、江蘇省南京市では街路樹のネムノキが多数枯れ、枝には白い小さな輪がびっしりぶら下がっているのが見つかった。これはヒモワタカイガラムシの仕業で、枝に寄生した8mmほどの成虫が約3cmのリングを作り、中にびっしりと卵を産みつけていた。この虫、中国では「日本紐綿虫」と呼ばれている。

その他の写真

ヒモワタカイガラムシはネムノキのほかロウバイや楡、桑などにつく害虫で、中国では上海、浙江、江蘇、福建などに分布している。ひとたび寄生すると樹液を吸うため木が弱り、開花や成長が阻害され、ついには枯れてしまう。南京林業大学の巨(チュ)副教授によると、今年は暖冬だったため広い範囲で爆発的に発生したと思われる、これほどの大量発生なら木が枯死する恐れもあると指摘する。

今がちょうど産卵期に当たるため、同市の緑化担当者は市内の街路樹を調べ、枝を払うなどして一斉駆除を始めた。(翻訳編集・WF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携