韓国ではマスク不足が解消?=ネットは政府の対策を評価

Record China    2020年4月1日(水) 9時30分

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30日、韓国・ニュース1は、同国内におけるマスクの品薄状態が徐々に緩和しつつあると報じた。写真は韓国のマスク。

2020年3月30日、韓国・ニュース1は、同国内におけるマスクの品薄状態が徐々に緩和しつつあると報じた。記事は「政府がマスクの生産量と輸入量を増やした後、薬局に供給されるマスクの量が最大2倍以上に増えたためだ」と分析している。

同紙が同日、ソウルと近郊の京畿道の薬局8カ所を取材したところ、マスクを求めて並ぶ列ができていたのは2カ所にとどまり、2週間前には数十人ずつ順番待ちの列ができていた残り6カ所は、客が集まる昼時でも閑散としていたという。

食品医薬品安全処によると、同国における3月第4週(23~29日)のマスクの総生産量と輸入量は1億1060万枚。第1週(2~8日)の供給量(7309万枚)よりも3751万枚増加したという。

これにより、薬局に納品されるマスクの物量も2倍に増加。京畿道で薬局を運営するある薬剤師(36)は「3月第3週末から入ってくるマスクは200枚から400枚に倍増している。余る薬局も多い」と話しているという。大型ショッピングマートやコンビニエンスストアもマスクや消毒剤など、衛生用品の品数は安定してきたという。

政府と業界関係者は、マスクの購入が可能な曜日を出生年によって指定する同国政府の取り組み「マスク5部制」が定着したことで品薄状態が解消したと分析。感染拡大当初は「微細防塵(ぼうじん)マスクでなければならない」という声が強かったが、「綿マスクも安全」という認識が広がったこと、在宅勤務が増えたことなども一役買ったとする分析もあるという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「今、これほど簡単にマスクが買える国は韓国だけだ」「薬局に行けばすぐに買える。とてもいい」「政府と薬剤師の努力と市民の意識の賜物。みんなで頑張ってこの危機を克服しよう」「さすがは韓国。グローバルリーダー韓国」「マスクが安定的に供給され、買い占めもない韓国は最高」などと、マスクの供給不足解消を喜ぶ声が多く上がっている。

また、「政府の能力は想像以上だ。マスク不足の騒動を初期に解決した。国民の不便を最小限にするために日夜努力した関係者に感謝する」「『マスク5部制』が最善の選択だった」などと、政府の対策を評価する声も。

そのほか「マスクの価格がもう少し下がるといい」「当初の価格に下げて」といった要望も出ている。(翻訳・編集/関)

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