新型コロナウイルスに関する消費者からのクレーム、4割以上がマスク関連―中国メディア

Record China    2020年3月21日(土) 20時10分

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15日、中国新聞網は、新型コロナウイルスの流行期間中に中国消費者協会に寄せられたクレームの4割以上が、マスク関連のものだったと伝えた。写真は中国のマスク。

2020年3月15日、中国新聞網は、新型コロナウイルスの流行期間中に中国消費者協会に寄せられたクレームの4割以上が、マスク関連のものだったと伝えた。

中国消費者協会によると、1月20日から2月29日までの間に受理したコロナウイルスに関係した消費者からのクレームは18万972件だった。このうち、商品価格に関するクレームが8万1581件で45.08%を占め、品質問題が2万1136件で11.68%を占めた。商品別ではマスクに関するクレームが7万9368件で43.86%、野菜や穀類、油などに関するクレームが1万5039件で8.31%を占めた。

記事は、「新型コロナウイルスの影響で一部の業者は値上げして暴利をむさぼった」と指摘。「新型コロナウイルスの感染拡大と春節(旧正月)の休暇が重なったため、物流や原材料、人件費などのコストが上昇し、一部の商品については正常な範囲での値上げとなったが、一部の業者は便乗値上げして市場秩序を破壊し、消費者の権益を損なった」としている。

中国消費者協会は、価格に関するクレームを三つに分類した。その一つが「一部の事業者が低価格で仕入れた商品を高額で販売し不当に価格を釣り上げた」こと。同じ商品でも短期間に連続して値上げされたという。二つ目は「一部の経営者がマスクやアルコール、消毒液などを他の製品と一緒に高額で販売する抱き合わせ販売をした」こと。これにより消費者の選択が制限されたという。三つ目は「一部の経営者が野菜や肉などの食品をまとめて販売し、合計価格だけを表示して品名や単価、数量、重量などの明細を表記しない」ことだったという。

また、「偽物や低品質の商品も新型コロナウイルスの感染拡大に便乗して台頭した」と指摘。例えば、マスクやアルコールなどの品質が悪く、マスクの縫い目にほころびがあったり、期限切れの商品だったりしたこと、一部の事業者は製造日、品質合格証、メーカー名が記されていない商品を販売していたこと、保護機能について虚偽または誇大な宣伝がされたり、使い捨てマスクを医療用マスクと偽って販売したこと、偽ブランドマスクや偽輸入マスクなどを販売することなどがあったと伝えた。(翻訳・編集/山中)

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