東京オリンピックの採火式がギリシャで開催 新型肺炎影響で簡素化

人民網日本語版    2020年3月14日(土) 17時40分

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今月12日午後、東京オリンピックの聖火の採火式がギリシャのペロポネソス半島西部に位置するオリンピック発祥の地・オリンピアで行われ、聖火リレーが始まった。

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北京時間今月12日午後5時、東京オリンピックの聖火の採火式がギリシャのペロポネソス半島西部に位置するオリンピック発祥の地・オリンピアで行われ、聖火リレーが始まった。採火式では、巫女に扮した女優が凹面鏡を使って太陽光を集め、聖火となる火を採り、第1走者を務めるアンナ・コラカキ選手に渡した。コラカキ選手は、リオデジャネイロオリンピック射撃の金メダリストだ。第一走者を女性が務めたのは史上初だ。人民網が各社の報道をまとめて報じた。

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今回の採火式は、学生によるダンスパフォーマンスや平和の象徴であるハトが放たれる儀式もなく、男女の巫女のパフォーマンスだけで進められた。

新型コロナウイルスが世界的に感染しているため、採火式には観客を入れない異例の対応が取られ、国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピック組織委員会が決めた100人だけが出席した。1984年の米国ロサンゼルスオリンピック以来、初めてのこととなる。

IOCのバッハ会長は、「聖火は、明るい未来に対する私たちの期待を表している。開会式を19週間後に控える中、東京オリンピックを成功裏に開催できると信じている」と語った。

聖火はギリシャ国内の3200キロ以上の道のりを約600名聖火ランナーがつないだ後、今月19日に近代オリンピックが初めて開かれたアテネのパナシナイコスタジアムにて引継式を実施し、聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」で日本へ輸送される。

今月20日からは、東日本大震災の被災地である宮城県、岩手県、福島県で各2日間「復興の火」として展示され、26日に福島第1原子力発電所事故の対応拠点となった「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」をスタート地点として出発する。その後、121日間で全47都道府県を巡り、7月24日に開会式が行われる新国立競技場の聖火台に点火される。

東京オリンピックが計画通り開催されることを願わんばかりだ。(編集KN)

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