海上自衛隊の対中監視行動、米太平洋軍司令官が日本を支持―英メディア

Record China    2013年11月8日(金) 20時34分

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6日、英BBCは米太平洋軍のロックリア司令官が海上自衛隊による対中監視行動を支持する立場を表明したと報じた。写真は中国海軍。

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2013年11月6日、英BBCが日本の複数の有力メディアの報道として伝えたところによると、米太平洋軍のロックリア司令官は5日の記者会見で、自衛隊が中国海軍の演習を監視したことを支持する立場を表明。「ある国の軍の活動を他国が監視することはよくあることだ。自衛隊による行動も例外ではなく、挑発的な行動と見なされるべきではない」と語った。参考消息網が7日付で伝えた。

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中国当局は10月31日、自衛隊の護衛艦と航空機が西太平洋で行われていた中国の軍事演習区域に侵入したと抗議。日本側は国際的な慣例に沿ったものだと反論していた。ロックリア司令官の発言は、米国が初めて公式に日本の立場を支持すると表明したものだ。

報道によると、中国海軍は10月24日から11月1日までの間、北海、東海、南海の3艦隊すべてが参加して実弾射撃演習を実施。日本の防衛省は、軍事演習が尖閣諸島問題で日本側をけん制する意図によるものと分析した。

中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は、自衛隊の護衛艦が10月25日から28日までの間、中国軍の演習区域に停泊し、偵察機が複数回にわたって上空から監視を行ったと発言した。

中国国防部は31日午前、北京の日本大使館の防衛駐在官を呼びつけ激しく抗議。小野寺五典防衛相は翌日、「自衛隊による監視行動は国際慣例に沿ったもので、中国側の抗議はまったく理解できない」とした上で、「お互いが疑心暗鬼にならないよう、海上連絡メカニズムを構築することが重要だ」と述べた。

報道では、米国側は数日間の沈黙を経て、ロックリア司令官が初めて日中間の紛争に対する米国側の立場を表明したとしている。(翻訳・編集/NY)

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