Record China

ヘッドライン:

新型コロナ封じ込めつつある台湾、速戦即決の防疫、「うらやましい」と韓国紙

配信日時:2020年3月14日(土) 12時30分
拡大
新型肺炎が中国や韓国、日本で猛威を振るう中、台湾は最小限の封じ込めに成功しつつある。速戦即決の防疫が功を奏した形で、韓国紙は「うらやましい」と称賛した。写真は台湾でマスクを求める列。

2020年3月13日、新型コロナウイルスによる肺炎が中国や韓国、日本などで猛威を振るう中、台湾は最小限の封じ込めに成功しつつある。中国の圧力で世界保健機関(WHO)から排除されたにもかかわらず、速戦即決の防疫が功を奏した。マスク不足対策にも手を打っており、韓国紙は「うらやましい」と称賛した。

台湾メディアによると、12日現在、新型コロナの感染者は49人。うち1人が死亡、20人が隔離解除された。その他の患者は隔離入院中で病状は安定しているという。12日、北部に居住する40代の女性が感染したことが確認されたが、女性は発症前にアイルランドとベルギーを旅行していた。台湾当局は海外で感染した可能性が高いとみている。

台湾は中国が武漢を封鎖した1月23日から順次、中国からの入境を制限し始め、2月7日には中国と香港・マカオから来る外国人の入境を全面的に中止した。日本は2月1日、韓国は2月4日から武漢のある湖北省からの入国だけを制限したが、それとは正反対の速戦即決の強硬策だ。

対策としては国民健康保険証に登録されたデータと移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)、税関などとビッグデータを結びつけた分析も実施。人々の渡航歴や臨床症状などから警戒レベルを判断し、スピーディーに感染者を探し出せる仕組みをつくった。

蔡英文政権の対応について、朝鮮日報は「台湾がうらやましい」とのコラムを掲載。「マスクに関する台湾の措置には驚く。1月24日からマスクの輸出を全面的に禁止した。野党は『人道主義の原則に反する』と反発したが、行政院長(首相)は「自分を救ってこそ他人も救える」と述べた。先を見通す能力のない韓国政府は1月28日、中国にマスクと防護服を支援すると発表した。仁川空港は一時、マスクを担いで出国する中国の行商人でいっぱいだった」と振り返った。

さらに、「中国封鎖を通じた防疫の成功は、台湾の現政権が反中だからだという声も正しい」とも指摘。同時に「それよりも180人が亡くなったSARS(重症急性呼吸器症候群)事態の教訓を徹底的に実践した効果の方がより大きい。例えば、台湾は重要な物品を備蓄すべきという条項を伝染病防止法に盛り込んだ。マスクの管理を政府が掌握したのもこうしたことが根底にある」と述べた。

その上で、「台湾は韓国の現政権が発足初期から研究してきた国だ。脱原発に先に取り組み始めたからだ」と言及。「その台湾は来年、脱原発政策の廃棄をめぐって2回目の国民投票を実施する。今、台湾に学ぶべきことは脱原発ではなく防疫対策ではないだろうか」と訴えた。(編集/日向)

新型コロナウイルスの脅威にさらされた武漢、最新ドキュメンタリーが日本初公開 動画はこちら

関連記事

厳選!ザ・ワールド動画

ランキング