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複数の欧州の国が中国5G技術を積極的に採用―中国メディア

配信日時:2020年3月15日(日) 5時0分
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ファーウェイは現在、世界で5Gの商用契約を91件獲得しており、このうち半数以上が欧州との契約だ。

華為(ファーウェイ)は現在、世界で5Gの商用契約を91件獲得しており、このうち半数以上が欧州との契約だ。ある時期から、ドイツ、フランス、英国を含む欧州諸国の指導者が、「中国のファーウェイを5Gネットワーク設備のサプライヤーから除外しない」との方針を明らかにしている。

「欧州キャリアは協力パートナー選択で市場をより考慮する」

3月5日、ファーウェイのフランス初の直営店がパリにオープンし、欧州エリアで4番目に営業を開始したフラッグシップショップとなった。ファーウェイはこれに先立ち、フランスにモバイル製品の製造工場を建設し、主に4Gと5Gのモバイル通信設備を生産し、今後は欧州市場への製品供給を中心にしていきたいとしている。計画では同工場への投資額は約2億ユーロ(約237億円)に上り、年間生産額は10億ユーロ(約1186億円)を目指すという。

ベルギーのビジネスコンサルティング会社サイベックスのフレデリック・バルダン最高経営責任者(CEO)は、「ファーウェイがフランスに工場を建設したことは、欧州諸国がファーウェイに対して開放・協力的な姿勢を取るというシグナルを世界に向けて発信している」と述べた。EUのニュースサイト「EU動態」の評価では、ファーウェイがフランスに工場を建設したことはフランスがファーウェイを歓迎していることを物語る。ファーウェイはフランスだけでなく、スペイン、ポーランド、ハンガリー、イタリアなどでも歓迎されている」と述べた。

昨年5月、英国の主要キャリアの一つであるEEがまず主要都市6カ所で5Gサービスを開始し、5Gネットワークのインフラ設備の一部に引き続きファーウェイの設備を採用することを改めて明らかにした。昨年6月には、多国籍キャリアのボーダフォンがスペインで同国初の5G商用モバイルネットワークを始動し、まず15都市をカバーし、ファーウェイはコア設備のサプライヤーになった。ファーウェイとボーダフォンの間には10数年にわたる協力関係がある。ベルギー紙「ブリュッセル・タイムズ」の報道によれば、ファーウェイと中興通訊はベルギーで長年にわたる運営の実績があり、現地の協力パートナーの信頼は厚い。ベルギーの大手キャリアのプロキシマスはファーウェイと長期の協力関係にあり、別のキャリアのテレネットは中興と良好な協力関係を築いている。

バルダン氏は、「欧州のキャリアの多くがファーウェイとの協力を願っており、主な原因はファーウェイの技術の先進性と価格の合理性にある。電気通信市場も市場であり、欧州のキャリアは協力パートナー選びで市場という要因をより考慮するのであり、あるのかないのかわからない政治的要因ではない。ファーウェイが欧州で歓迎されているのかどうかは、欧州のキャリアがすでに明確な答えを出している。欧州は自由市場と公平な競争理念を奉じ、市場行為は市場によって決定されるべきだと考える。政治的な干渉は遅れたものを保護し、独占を生み出すだけで、欧州のイノベーションと発展にマイナスになる」と述べた。

「すべての5Gサプライヤーが参入の機会を与えられてこそ、欧州の5Gネットワーク建設は予定通りに完成する」

最近、欧州連合(EU)と英国政府がそれぞれ5G建設に関する政策文書を発表した。欧州メディアと専門家の間では、「こうした政策文書には若干の制限条項が付帯されているものの、米国が欧州各国にファーウェイの5G設備を排除するよう圧力をかけようとしたやり方が歓迎されていないことを示し、ファーウェイが欧州の5G建設に引き続き参加するための法的根拠を与えた」といった見方が広がる。

ファーウェイが発表した最新のデータによると、今年2月20日までに、ファーウェイは5Gの商用契約を91件獲得しており、5G基地局の出荷量は60万件を超えた。契約の半分以上が欧州との契約で47件に上った。ファーウェイは今年、欧州の複数のキャリアと初の5G計画意向書に調印した。

EUは、「5Gはこれから経済成長を促進し国際競争力を向上させるカギになり、5G建設は各産業に革命的な変化をもたらし、欧州が経済成長の力不足という苦境を脱するのにプラスに働く。ファーウェイは世界の5G技術のトップサプライヤーとして、その5G技術のコストパフォーマンスが高く、欧州にとって非常に大きな商業的価値を有する。ファーウェイの技術を採用しなければ、欧州の5G建設コストが大幅に増加し、ペースも影響を受けて鈍化するだろう」との見方を示した。

EUシンクタンクの欧州アジア研究所(EIAS)の研究者は最近の論文の中で、「ファーウェイなど中国企業の製品を排除することには少しも理屈が通らない。欧州もそのようなことをすれば、イノベーション・サプライチェーンにおける欧州の地位が低下することになる。中国企業に圧力をかけるのは、中国企業に対する差別というだけでなく、世界の5Gサプライヤーの発展にもマイナスだ。このようなやり方は公平な競争を制約するからだ。EUがルールに基づいたハードルを制定し、中国企業を含むすべての5Gサプライヤーに参入の機会を与えてこそ、欧州の5Gネットワーク建設は予定通りに完成するのであり、そうでなければ建設ペースは大きく遅れることになる」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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