日本人監督・竹内亮氏の動画「南京の新型コロナ対策」、日本でも反響―中国メディア

人民網日本語版    2020年3月10日(火) 14時30分

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日本人監督・竹内亮氏のショートフィルム「緊急ルポ 新規感染者ゼロの街 新型コロナ封じ込め徹底する中国・南京を歩く」がYahoo!JAPANのトップページに掲載された。

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3月2日、「緊急ルポ 新規感染者ゼロの街 新型コロナ封じ込め徹底する中国・南京を歩く」というショートフィルムがYahoo!JAPANのトップページに掲載され、日本のフジテレビやテレビ朝日、TBSなど多くのメディアが特集を組み、監督を務めた竹内亮氏に中国の感染拡大防止について話を聞いている。

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日本のネットユーザーはSNSメディアでこの動画を次々とシェアし、中国が新型コロナウイルス感染による肺炎を防止するために細やかで徹底した措置を取っていることに感嘆し、「絶対に見てほしい!」とコメントを寄せた。

■ドキュメンタリーで中国の感染拡大防止措置をルポ

「緊急ルポ 新規感染者ゼロの街」を撮影したのは、長年南京で働き、暮らしている日本人ドキュメンタリー監督の竹内亮氏だ。この10分間のショートフィルムは、新型肺炎に対する各予防・抑制措置が行われる状況における中国の人々の日常の仕事と生活の様子を記録している。

ショートフィルムでは、▽外部から南京に戻った人に対する14日間の隔離▽ファストフード店の「無接触サービス」とスマホ注文・店頭受取システム▽地下鉄改札での乗客に対する「無接触」体温測定、乗車後の車両QRコードスキャンによる乗客・乗車情報登録▽オンライン授業を録画・編集して子供たちに勉強を促す教師たち▽企業の活動再開において課されるマスクや手袋、消毒液、ゴーグルなどの物資準備という厳しい条件などが紹介されている。

ショートフィルムは中国政府が講じている感染拡大防止措置を多角的に紹介し、説明している。竹内氏は、「多くの日本人はこの動画を見た後とても驚き、中国の予防・抑制はこれほど厳しいものだったのかと言っている」と語った。

■日本ネットユーザー「中国の対応方法を学ぶべき」

ドキュメンタリーは日本のメディアですぐに紹介され、多くの日本人ネットユーザーがSNSメディア上でこのショートフィルムをシェアし、「日本人の危機意識は低すぎる。中国の対応方法を学ぶべき」とか、「中国がこれほど細やかで徹底した措置を取っているとは驚きだ」、「この動画を見て日本人の意識も変わることを期待する」、「日本も重視してほしい」といった声を寄せた。

■監督「日本の人々に感染状況を重視してほしい」

現地時間5日午前9時の時点で、日本国内の累計感染者数は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客・乗務員706人も含めて1036人まで増加した。日本メディアは、「新型肺炎の蔓延は日本の人々の生活と経済情勢に多くの面で影響を与えている」としている。

ショートフィルム撮影の動機について竹内氏は、「現在、日本政府の対応措置は不十分であるため、感染状況が深刻化し、感染者が日増しに増えている。新型コロナウイルス感染拡大に対して、大多数の日本人は個人としての防護措置ができていない。日本の街頭で取材した際、多くの若者は感染拡大の深刻さに対する認識が足らず、マスクをしていなかった。一部の日本人は、若くて免疫力が高ければ感染しても平気だと考えていた」と語った。

竹内氏は、「このショートフィルムは、日本の人々が中国の感染防止対策を知るようになり、日本の予防・抑制の参考になればと思って撮影した。日本の人々が感染状況を重視し、個人としてできる防護策を強化してほしい」と述べた。

「現在、中国の感染状況は日を追うごとに安定してきており、そのため多くの日本人が新型肺炎の問題は深刻ではないと思うようになっている。しかし彼らは、感染拡大が抑制されてきたのは中国の政府と国民が根気よく共に努力してきたからだということを知らない」。

竹内氏は、「中国が打ち出した感染拡大防止の措置に、中国政府が感染拡大に打ち勝つという決意を感じた。ショートフィルムの日本での反響がこれほど大きく、ますます多くの日本人が感染拡大の深刻さを理解するようになり、中国人のやり方を学んで、自身の防護措置を強化するようになるとは思いもよらなかった」と語っている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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