2020年3月9日、新浪新聞の微博アカウント頭条新聞によると、タイ航空の旅客機内で中国人乗客が乗務員に向けてわざとせき込むトラブルが起きた。

記事によると、6日のバンコク発上海行きタイ航空664便が上海の空港に着陸した後、乗客の中国人女性1人が長時間機内に停留させられたことに不満を覚え、女性客室乗務員に対してわざとせき込んだ。女性客は同航空のスタッフによってすぐに取り押さえられたという。

同航空によると、同便は上海空港に着陸後、検査が行われた関係で、乗客らは7時間前後機内で待機していたという。取り押さえられた女性はその後落ち着きを取り戻し、検査を待つことに同意したという。

このトラブルについて、中国のネットユーザーのほとんどが「恥知らず」「モラルが低すぎる」「厳罰に処すべきだ」という批判的な見方をしている。「永久に飛行機への搭乗禁止にすべきだ」という厳しい声もあった。

その一方で、「せき込んだのは大問題なのは間違いないが、着陸後7時間機内で待たされるというのは長すぎないか？民用航空当局にも改善すべきところはある」とし、女性客の行為を咎めつつも、このような行為を生みかねない状況の存在に疑問を投げかけるユーザーも一部で見られた。（翻訳・編集/川尻）