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新型コロナ感染者の行動を公開する韓国、“副作用”が問題に=ネットでも賛否

配信日時:2020年3月10日(火) 13時50分
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9日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国で新型コロナウイルス感染者の行動が公開されていることに懸念の声が上がっている。写真は韓国・ソウル。

2020年3月9日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国で新型コロナウイルス感染者の行動が公開されていることに懸念の声が上がっている。

記事によると、韓国の国家人権委員会は同日に声明を出し、「政府と地方自治体が感染者の移動経路を公開する中で私生活が必要以上に流出するケースが発生している」として懸念を示した。

韓国では最近、数回にわたりカラオケ店に出入りする新型コロナウイルス感染者の行動が公開され、ネット上を中心に「風俗嬢ではないか」とのうわさが広まった。また、感染者の男性の義妹が感染すると「不倫関係にあるのではないか」と根拠のない推測がされるなどして問題になったという。

委員会は「感染病の拡大防止と予防のために感染者が訪れた場所と時間の一定部分を公開する必要性は否定できない」としつつも「現在は必要以上に具体的な情報が公開されており、感染者の人権が侵害され、感染者が非難やあざけりの対象となっている」と指摘。その上で「個人を特定せずに時間別に訪問場所のみを公開する方法を考えるべき」と主張したという。

これに韓国のネットユーザーからも「たしかに『感染者がこの時間にこの場所に行った』という情報は必要だが、『この人がこの時間にこの場所に行った』という情報までは必要ない」「後ろめたいことをしている人が行動の公開を恐れて検査を受けずに隠れてしまったら何の意味もないよ」「何回訪れたかではなく、訪問場所のみを発表すればいい。簡単なことだ」「少なくとも性別、年齢は非公開にするべき」「細かく公開すれば問題になることは一般人の私でも分かる。なぜ上の人たちは分からないの?」「知人が感染したけど、細かく情報公開されてとてもつらそうだった」など現状を問題視する声が続出している。

一方で「人の命がかかっている。1人の人権より数人の健康と安全が大事では?」「感染病にかかりたくない私の人権は?」「防疫のためにはより細かく公開した方がいい」「公開されてもよい生活を送ればいいだけだ。この時期にカラオケ、旅行、集会に行く方が悪い」などと反論する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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