「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」出演のイケメン俳優ジン・チャオにインタビュー

Record China    2020年3月8日(日) 12時0分

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中国の宮廷時代劇の最高峰「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」DVDリリース記念でジョウ・シュン演じる如懿の侍衛である凌雲徹(りょううんてつ)を演じたジン・チャオがインタビューに答えた。

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中国4大女優のジョウ・シュン、トップ俳優ウォレス・フォ、実力派女優チャン・チュンニン、イケメン俳優ジン・チャオら豪華なアジアスターが集結した宮廷時代劇の最高峰「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」。中国版エミー賞(国劇盛典)4冠をはじめ数々の演技賞を誇る本作は、総製作費96億円、再生数165億回超えを誇り、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」とともに再生数ランキング1・2位を独占した大ヒット作だ。ジョウ・シュンが演じる実在の皇后をモデルに、陰謀渦巻く後宮で波乱に満ちた主人公・如懿(にょい)の生涯を劇的に描き、彼女の一途な愛は多くの視聴者の心を掴んだ。

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DVDリリース記念でジョウ・シュン演じる如懿の侍衛である凌雲徹(りょううんてつ)を演じたジン・チャオがインタビューに答えた。本作では如懿を冷宮で助けたことから、次第に如懿へ淡い想いを寄せるようになる切ない役どころを演じると同時に、凌雲徹の成長物語としても表現し、新たな女性ファンも獲得したジン・チャオ。本作でブレイクスターとして人気急上昇中のイケメン俳優だ。

●「如懿伝(にょいでん)〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」(以下「如懿伝」)に出演を決めた理由は何でしょうか?

良い脚本、良い制作チーム、そして良い俳優が揃っていたからです。特にジョウ・シュンさんとはずっと共演してみたいと思っていました!

●如懿を支える侍衛、凌雲徹は親切で心の優しい男性です。ご自身ではこの凌雲徹をどのように演じようと考えて役作りしましたか?

凌雲徹は登場してきた時から親切で心の優しい男性というわけではありません。最初の方の彼は生意気で青臭いところがあり、人生の苦難と挫折を経て成長していきます。そんな彼の人生でいつもそばにいた友人が如懿です。そして、彼が再び立ち上がって進むべき人生の方向を見つける時にも如懿がいました。凌雲徹というのは多面的な人物だと思います。

●凌雲徹は初恋に破れ、結婚に失敗し、仕事でも挫折を味わいます。こうした凌雲徹の苦難の人生をどのように考えて演じましたか?

視聴者が凌雲徹をお決まりのパターンの二番手キャラと思って、彼に先入観を持つことを避けたかったのです。そのため、最初は恋人(衛嬿婉・えいえんえん)が25歳になって後宮を出られる年齢になったら結婚したいと、その日を待っています。そこで少し生意気で青臭い感じを出し、彼が庶民的な生活をしていることで、前半の凌雲徹は単純で直感的で余計な雑念がないという姿を見せました。そして最後には、自分の愛する人と信念のために命を投げ出すことができる人格へと昇華していきます。これは平凡な人物が栄光を手にし、転落し、停滞し、落ち着き、最後には自ら身を投げ出し、自ら受け入れて愛を示すという、一つの成長における変化です。インターネット上で多くの視聴者が凌雲徹の成長過程を示すスクリーンショットを投稿しているのを見ましたが、自分でも彼の成長過程は宦官になった後の各種の変化も含めて本当に変化が大きいと感じましたし、彼の眼差しや状態はどこを取っても違います。こうした細部の演技は後半で監督と話し合い、共演者ともすり合わせた結果でしたが、やはりこれで良かったのだと思いました。

●凌雲徹は衛嬿婉が初恋の相手でしたが、のちに如懿に心を傾けていきます。そんな彼のラブストーリーについてどのように考えますか?もし自分が凌雲徹だったら、この悲恋にどのように立ち向かったと思いますか?

私はこれが悲恋だったとは思いません。当初、凌雲徹には初恋の恋人がいますが、彼女の裏切りにあって人生のどん底にいる時に如懿と出会います。2人は互いに何の約束もしませんし、一緒にいなければならないプレッシャーもありません。ただずっと苦難をともにし、日々一緒にいることである感情が芽生えていきますが、その感情はだんだんと変化していきます。そのためここに悲恋は存在しません。なぜなら凌雲徹と如懿はそれぞれが欲しているものを知っているし、凌雲徹は自分が何をすべきか、何をしてはならないか、はっきりとわかっているからです。

●如懿役のジョウ・シュンさんとの共演はいかがでしたか? 撮影現場での印象深いエピソードなどがありましたら教えてください。

ジョウ・シュンさんは非常に優秀な役者です。彼女はチェン・ダオミンさん(「康煕王朝」「項羽と劉邦 King’s War」などの名優)と同じく一つの演技の原則を遵守しています。それは直接的に相手にどのように演技するのかを教えるのではなく、彼ら自身の演技によって相手の気持ちを動かし、相手を然るべき演技の状態へと引き込んでいくというやり方です。これは特別すごいことです。「如懿伝」の撮影はみんなと一緒に過ごす時間がとても長かったので、暇なときでも一緒にじゃれたり、ジョークを言い合ったりしていましたね。撮影チームの雰囲気は非常にリラックスして楽しく、みんなと打ち解けることができました。

●如懿の親友である海蘭(ハイラン)役のチャン・チュンニンさんとの共演はいかがでしたか?「2度目のロマンス」でも共演した彼女は、本作で凌雲徹の生死の鍵を握る重要な役を演じています。撮影現場での印象深いエピソードなどがありましたら教えてください。

チャン・チュンニンさんはとても真面目な役者で、彼女自身も純粋な人です。彼女との共演は毎回違った手応えがあるので、共演できてうれしかったです。

●「如懿伝」で最も心に響いた忘れられないシーンはどこでしょうか? その理由も教えてください。

凌雲徹が宦官にされた後、初めて如懿に会うシーン(第77話)です。これはシリアスな場面でとても印象に残っています。ジョウ・シュンさんのセリフは全て削除されて、眼差しだけで演技することになりました。私の方はセリフと眼差しでそれを受ける演技をしたのですが、このシーンでは多くを学ぶことができました。

●「如懿伝」に出演して、俳優として得ることができた成果は何でしょうか?

役作りについて学び、人としてなすべき道を学びました。そして、俳優という仕事への意欲がいっそう高まりました。

●出演作「白髪(原題)」が中国で放送されてヒットしていますが、このドラマについて、ご自身ではどんな手応えを感じていますか?

達成感を感じていますね、「白髪」も非常に丁寧に作られた良作です。

●今後、どのような作品に出演していきたいと考えていらっしゃいますか?新たに挑戦してみたい役柄はありますか?

より良いキャラクター、演技の幅が出せるキャラクターに挑戦したいです。

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