中国を「差別」したイタリア、今度は自分が他国から侮辱される―中国メディア

Record China    2020年3月6日(金) 20時10分

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中国メディアの環球時報は5日、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、「今度はイタリア人が他国から侮辱される番になった」と報じた。

中国メディアの環球時報は5日、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、「今度はイタリア人が他国から侮辱される番になった」と報じた。

AFP通信の4日付の報道によると、フランスのテレビ局「Canal+」の番組内で、新型コロナウイルスが流行しているイタリアを風刺するCMが放送された。同CMは、料理人が焼き上がったピザを釜から出す際にせき込み、ピザの上に緑色の痰を吐き出すというもの。画面にはイタリア国旗の緑、白、赤の3色を使った「CORONA pizze」の文字が表示され、「新しいイタリアのピザをどうぞ。世界中に広がります」などとうたっている。

これに対し、イタリアのルイジ・ディマイオ外相は「新型コロナウイルスによる緊急事態に直面しているイタリアをこのようにからかうことは非常に失礼だ」と不快感を示したほか、ベラノワ農林水産相も「これはジョークではなく、国家に対する侮辱」と批判したという。

環球時報はこうした経緯を説明した上で、「この動画はイタリアのネットユーザーの非難を巻き起こした一方、中には『あなたたちもアジア人に良くして』と、同国の一部地域で起きている中国系住民への差別を暗に批判するコメントも出ている」と伝えた。また、イタリア・ベネト州のルカ・ザイア知事が「中国人は生きたネズミを食べる」などと発言し、後に謝罪したことにも触れた。

イタリアではこの他にも、アジア系の人が街中で侮辱されたり、暴行を受けたりする事件が相次いでいる。

なお、「Canal+」は批判を受け、イタリアに対する謝罪を表明した。(翻訳・編集/北田

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