朴槿恵前大統領が拘置所から韓国国民に手紙=韓国ネット「励まされました」

Record China    2020年3月5日(木) 11時20分

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4日、韓国・チャンネルAは、朴槿恵前大統領が弁護士を通じて国民に手紙でメッセージを伝えたことについて報じた。写真は朴前大統領。

2020年3月4日、韓国・チャンネルAによると、朴槿恵(パク・クネ)前大統領が弁護士を通じて韓国国民に手紙でメッセージを伝えた。

記事によると、朴前大統領の手紙は「国民の皆さま、朴槿恵です」という書き出しで始まり、「新型コロナウイルスの感染者が数千人になり、30人の死者まで発生したと聞いた。あまりにも胸が痛む。どうか耐え抜いてほしい」との内容が書かれていた。

また、「弾劾と拘束により私の政治の旅路がストップしたとはいえ、北朝鮮からの核の脅威と友好国との関係悪化は国の未来を不安定にする恐れがあるため、拘置所にいても懸念が多かった。無能で偽善者で独りよがりの現政権勢力により多くの方々の生活がさらに苦しくなった」と現政権を批判した。

さらに、「現政権の失政を批判し、けん制すべき巨大野党の無気力な姿に怒りが込み上げるという声も多かった。しかし、私の一言がさらなる分裂をもたらしかねないという懸念から沈黙を選んだ」とこれまでの事情を説明。野党についても「政治的な不利有利で離れたりくっ付いたりする姿に失望もしたが、それは保守の外縁を広げるための避けられない選択だ」とし、「互いに違いもあるだろうし、埋めがたい隙間もあるが、既存の巨大野党を中心に一丸となって力を合わせてほしい」と訴えたという。

手紙を公開した柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士は、このメッセージについて「時期を選んだ訳ではなく、かなり長い時間をかけて(メッセージを)練ったものと理解している」と説明した。

これを受け、韓国のネット上では「弾劾されて懲役32年の人が言うこと?」「真実は明らかになるもの。犯した罪は消えない」「黙ってじっとしてることが国民のため」と厳しい意見があるものの、「真の大統領。ファイト」「文大統領より良かったな」「社会主義に突き進んでる息苦しい国で、あなたのお言葉に励まされました」「保守派が力を合わせて政権交代して、その後は各自頑張ればいい。そうすれば中国や北朝鮮かに振り回されずに自由になれる」と肯定的に受け入れる声が上がっている。(翻訳・編集/松村)

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