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新型コロナウイルス対策、各国は中国の経験から学ぶべき―医学誌

配信日時:2020年3月10日(火) 5時50分
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7日、澎湃新聞は、医学誌ランセットに、各国は中国の新型コロナウイルス対策の経験からよく学ぶべきだとする記事が掲載されたと伝えた。写真は武漢市。

医学誌「ランセット」に、各国は中国の新型コロナウイルス対策の経験からよく学ぶべきだとする記事が掲載された。7日付で中国メディアの澎湃新聞が伝えた。

記事は、「今のところ、世界貿易機関(WHO)はまだSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)感染拡大をパンデミックとは呼んでいないが、ほとんどの国にウイルスが広がる可能性があると指摘している。実際に中国以外の国々で感染が拡大しており、3月3日の時点で73の国や地域に広がった」と伝えた。

その上で記事は、イタリアでの感染拡大の例を紹介。「イタリア北部では11の自治体が事実上封鎖され、許可なく町を出ようとした者は禁固刑が科されることになっている。イタリア北部での新型コロナウイルスの発生は、欧州の政治指導者たちを驚かせた。そして、イタリアから欧州全体へと感染が広がるのを見て、その驚きは恐怖へと変わった」としている。

さらに、「各国はウイルスの感染を防ぐために適切な措置を講じ始めてはいるものの、その行動は遅くて不十分である」と指摘。「現在の真のリスクは、各国による流行を封じ込めための措置が少なすぎて、遅すぎるということにある」と論じた。

一方で記事は「WHOと中国の合同専門家調査チームの報告では、中国による新型コロナウイルスの感染拡大防止策について、史上最も野心的かつ機敏で積極的な封じ込め策と評価している。これにより中国経済は深刻な影響を受けたとはいえ、大量の感染例と死亡例の発生を避けることができた」とした。

また、「WHOは各国が最高レベルの対応策を発動し、政府と社会全体が協力して必要な措置を取り、ウイルスの拡散を抑え込むべきであると提案している」とし、「中国の成功はかなりの程度その強力な行政システムによるものである。問題に対処する上で強力な動員能力を有し、国民が一致して厳格な公衆衛生の手順に従ったからである」と分析した。

記事は、「他の国には中国のような政治・経済面における指揮力とコントロール力があるわけではないが、それでも各国は中国の経験から学ぶことができる。しかし、現状を見ると世界各国はいまだに中国の経験から学んではいないようだ」と述べた。

そして最後に、各国に対して「合理的なリスクを負い、なおかつ断固とした行動をとることで感染拡大を防ぐべきだ」とし、「人々の自由を制限することは生活や社会経済に短期的にはマイナスの影響を与えるが、各国はこの種のマイナスの影響に対する恐れを捨て去るべきだ」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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