新型コロナ対策は米国より中国の方がしっかりやっている―米メディア

Record China    2020年3月7日(土) 8時40分

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4日、中国紙・環球時報は、米紙ワシントン・ポストの記事を引用し、新型コロナウイルス対策で米国より中国の方がしっかりとやっているとする記事を掲載した。写真は米国の病院の新型肺炎の告知。

2020年3月4日、中国紙・環球時報は、米紙ワシントン・ポストの記事を引用し、新型コロナウイルス対策で米国より中国の方がしっかりとやっているとする記事を掲載した。

記事は、米CNNが「新型コロナウイルスは政治の嵐をますます猛烈にしている」と表現したと紹介。トランプ大統領や保守派メディアは、米国の新型コロナウイルス対策について批判が出ていることを民主党による政治運動だと見なしており、民主党はトランプ大統領が新型コロナウイルスの問題を「政治化している」と批判していて、双方が攻撃し合う状況になっていると指摘した。

また、2日にワシントン・ポストが3人の読者の声を掲載したと紹介。バージニア州在住の読者は「トランプ政権は米国国民を疫病にさらす危険性を軽んじ、油断している」と批判し、ワシントン在住の読者は「マルバニー大統領首席補佐官代行が、メディアは新型コロナウイルスの問題について誇張して伝えていると批判し、『エボラ出血熱とは違う』と述べていた。不幸なことに彼の言うことは正しい。新型コロナウイルスはエボラ出血熱よりずっと深刻だからだ」と投稿したと伝えた。

さらにバージニア州在住の別の読者は、肺炎の症状が出ているにもかかわらず検査を受けることができないことへの不満を述べていたという。ワシントン・ポストは、「新型コロナウイルスへの対応は、中国の方が米国よりしっかりやっている」と総括したそうだ。

このほか、米国のロバート・ライシュ元労働長官は、英紙ガーディアンに寄稿し、「健康危機が経済危機に変わろうとしており、現在のところ米国の対応には多くの不足が見られる」と語った。そして、「多くの国の伝染病専門家は、世界保健機関(WHO)の指導方針に基づいて検出性の検査を行っており、感染者が急増する前にウイルス拡散を追跡調査しているが、米国は過去数週間にこれを行っていない」と指摘している。さらに、「新型コロナウイルスはすでに大変な状況になっているが、米国はこれを否定し、政治的ライバルのせいにするやり方は、この危機をさらに深刻にしている」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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