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韓国で新型コロナ感染拡大、中国人留学生の半数が渡韓せず―韓国メディア

配信日時:2020年3月7日(土) 9時40分
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中国紙の環球時報は3日、韓国で新型コロナウイルスの感染が広まっていることを受け、多くの中国人留学生が韓国への入国予定を延ばしたり、休学したりしていると報じた。写真はソウルの大学。

中国紙の環球時報は3日、韓国メディアの報道を引用し、韓国で新型コロナウイルスの感染が広まっていることを受け、多くの中国人留学生が韓国への入国予定を延ばしたり、休学したりしていると報じた。

記事はまず、「韓国の江原道江陵市で1日、中国人留学生が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。この留学生は先月28日に韓国に入国し、韓国内で初めての中国人留学生の感染者となった。これを受け、韓国政府の留学生に対する措置や、どのように学業への支障を防ぐのかが注目されている」と伝えた。

韓国メディアの韓国経済によると、韓国教育部は2日、2月24日から29日に中国人留学生8234人が韓国の大学に申請手続きをする予定だったが、予定通りに入国したのは3818人(46.4%)だったと発表した。中国にとどまった学生の中には、休学を選んだ人もいれば、オンライン講義を受けることにした人もいるという。

記事によると、中国と韓国の教育部は28日、自国の学生が相手の国へ行くのを避けるよう勧告することに合意し、同日から適用している。中国に留学している韓国人は約5万人で、現時点ではほとんどが韓国にとどまっているという。一方、韓国に留学している中国人は7万983人で、2月24日時点で48.8%はまだ韓国に入国していないといい、韓国・ニュース1は渡韓予定を取り消す中国人留学生はさらに増える可能性があると予想した。

韓国の各大学は、中国人留学生らを大学の寮に隔離するなどの感染予防対策を行っているが、韓国・毎日新聞によると、韓国で新型コロナウイルスの『特別管理地域』に指定された大邱市内の大学の寮に入った中国人留学生は当初の予定の2~3割で、慶尚北道の大学では平均5割程度だったという。韓国・聯合ニュースによると、大邱大学では寮に入った7人の中国人留学生が帰国を決めた。この学生たちは、「親が大邱市の感染状況が深刻なことを心配して帰国を強く勧めた」と話しているという。

一方で、一部の中国人留学生は、予定通りの期間に韓国に戻った。記事によると、こうした留学生のために、韓国政府は42億ウォン(約3億8000万円)を投じ、隔離中の滞在先や感染予防用品を提供するという。ソウル市に住む中国人留学生は、「大学の始業予定が延びた。学校側の感染予防のための管理が厳しく、ほとんどの時間を寮で過ごしている。休学を申請して帰国しようとしている中国人留学生もいると聞いた。私はしばらくは帰国せず、様子を見てから決めようと思う」と話した。

また記事は、「中国人留学生が韓国に行くのを遅らせているため、学校周辺の不動産仲介業者は苦悩している」とも報じた。慶煕大学近くの不動産業者はソウル経済の取材に、「新型コロナウイルスの感染が広まって以来、すでに契約を締結し、前金も支払った中国人留学生から次々と『違約金が生じるとしても韓国には行かないことにした』と告げられる」と話した。毎日2~3件の契約が白紙になっているという。ソウル経済は「中国人留学生が休学したり、渡航を遅らせたりすることによって、韓国の不動産市場は冷え込んでいる」と伝えた。(翻訳・編集/毛利)

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