2020年3月3日、韓国・ノーカットニュースは「米副大統領の『うれしかった』…韓国政府の発表内容のおかげだろう」と題する記事を掲載した。

記事によると、マイク・ペンス米副大統領は2日、「本日のホワイトハウスTF会議で、（今後）12時間以内にイタリアと韓国全域のすべての空港において、（米国行き）直航便に対し（乗客の医療）検査をするということを知ってうれしかった」と話したという。記事は「これは韓国国土交通部が前日に発表した内容だ」と指摘している。

また、ペンス副大統領は「搭乗前に空港でさまざまな発熱検査がある。われわれはこれを履行する上で彼らを助けるべく非常に緊密に協力している」とも述べたという。記事は「彼ら」という表現に注目し、「仁川空港の出国者の全数検査を行う韓国政府のことだ」と分析している。

これを受け、韓国のネット上では「左派だとか政治の話は置いといて、（韓国）政府が全力で取り組み、国民に情報を包み隠さず提供していることだけは事実！」「完璧とは言えないけれど、（韓国政府の情報が）クリアなのは世界も認めてる」「空港での検査は、最大限韓国からの入国を禁止せずにいてくれる友好に対する礼儀」「大変な時期だけど、日本のように隠すよりは国内外に公開し、コロナを追いやるという韓国の意志を見せつけることに大きな意味がある」などのコメントが寄せられ、韓国政府の新型コロナ対策には一目置いているようだ。

また、「韓国は長年の友好国である米国に良くするべき。中国や北朝鮮にはもういいって」「中国は米国と違い、韓国のことを友達と思っていない。中国を優先する韓国政府は早く目を覚まして」と指摘する声も。

一方で、あるユーザーからは「論点をそらさないで。そもそも（韓国が）こんな大変になったのは中国（からの入国）を禁止しなかったせい」と厳しい指摘も出ている。（翻訳・編集/松村）