2020年2月29日、観察者網によると、中国江蘇省南京市で湖に誤って落ちた男性が2日後にようやく救出される騒動があった。

同月24日午前、南京市江寧区にある九龍湖の中島で助けを求める声があり、市民からの通報で駆け付けた警官が男性を救出した。

男性は昨年11月に出稼ぎに来ていた20歳の若者。22日午後に九龍湖で散歩をしながら写真を撮影していたところ、誤って湖に転落した。泳げないという男性は「気が付くと水に浮かんでいた。恐らくダウンジャケットを着ていたからだと思う」と話した。

男性は水に浮かんだまま湖の中島に流され、そこで過ごしていたようだ。翌23日、岸の方に人がいるのが見えたが、人が多かったため恥ずかしくて助けを求められなかった。その夜、岸までそう遠くないからと再び湖に入り水に浮かんでみたもののたどり着けず、再び中島に戻ってしまい、24日にようやく通行人に助けを求めたのだという。

中国のネットユーザーからは、「南京の気温はどれくらいだ？。よく凍え死にしなかったな」「この人は強者だ」といった声や、なかなか助けを求められなかったことについて「メンツは命より大事なんだな」「社会に迷惑をかけたくない人なんだろう」などのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/山中）