新型コロナ治療に期待される薬、日本のカメラメーカーが作った?―米誌

Record China    2020年3月3日(火) 6時40分

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27日、中国メディアの参考消息は、米経済誌フォーチュンの記事を引用し、新型コロナウイルスの治療薬として期待されている薬を紹介した。資料写真。

2020年2月27日、中国メディアの参考消息は、米経済誌フォーチュンの記事を引用し、新型コロナウイルスの治療薬として期待されている薬を紹介した。

記事は、加藤勝信厚労相が先日、新型コロナウイルスに感染した患者の治療のため、富士フイルムのインフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名はファビピラビル)の投与を始めたこと明らかにしたことを紹介。その後、富士フイルムの株価が急上昇したと伝えた。

その上で、「富士フイルムは伝統的な日本のカメラメーカーで、よく知られているのは全自動コンパクトカメラやポラロイドカメラだろう」と紹介。「しかし、フイルムを作っていたこの会社は、近年では医療診断設備やスキンケア製品、製薬分野で発展している」と伝えた。

記事は、「日本で大きなシェアを占めていた富士フイルムのライバルは、米国市場で独占的なシェアを占めていた米コダックだったが、富士フイルムがデジタルカメラのもたらした大きな変化にうまく対応する一方で、コダックは適応できずに2012年に破綻した」と解説した。

そして、「富士フイルムはメモリーカードに記録するタイプとしては世界初のデジタルカメラをリリースしたが、他メーカーが続々参入したことで打撃を被った」と紹介。「そこで大幅なコスト削減やリストラを実行。医療設備やスキンケア商品、化粧品、製薬業界へと業務の幅を広げ、営業収入の多様化を実現し、08年には富山化学を買収した」と伝えた。そして、この製薬会社が研究開発した「アビガン」が、新型コロナウイルスの治療薬として期待されていると伝えた。

記事は、この「アビガン」について、「エボラ出血熱の治療薬としても使用されたことがあるが市場へは投入されず、日本政府が新型インフルエンザ流行に備えて備蓄していた」とも紹介している。(翻訳・編集/山中)

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