ゴルフが中国で急発展、ゴルフ人口は100万人に―米紙

Record China    2013年11月4日(月) 5時30分

拡大

28日、上海で国際的なゴルフ試合が相次いで開催されており、ゴルフが中国で着実に浸透している。写真は海南省三亜市のゴルフ場。

(1 / 2 枚)

2013年10月28日、参考消息(電子版)によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは上海で国際的なゴルフ試合が相次いで開催されることに注目し、ゴルフが中国で急速に発展していると伝えた。

その他の写真

中国・上海市では今月24日からBMWマスターズが、同31日には世界ゴルフ選手権・HSBCチャンピオンズが開催され、世界のトップクラスのプレーヤーたちが上海に集結する。また、台湾では女子プロゴルフ協会のトーナメントが行われており、中国・山東省ではアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権が開催されている。昨年は当時14歳だった中国のグアン・ティンラン(関天朗)が優勝し、今年のマスターズ出場権を獲得した。

中国で国際的なゴルフトーナメントが開催されるのを不思議に感じる人もいるかもしれないが、2020年の東京五輪では中国人選手がゴルフ競技でメダルを獲得する可能性は極めて高い。中国人選手が国際試合で活躍すれば、ゴルフはさらに中国で流行し、ハワイと同じ緯度にある海南島は世界で最もスケジュールの混むゴルフコースになるだろう。

「中国人は真剣にゴルフで金メダルを目指している」と話す、ミッションヒルズ・グループの会長兼最高経営責任者(CEO)ケン・チュー(朱鼎健)氏は、中国に22カ所のゴルフクラブを所有する。そのうちの10カ所は海南島にある。グアン・ティンランや12歳の天才児ゴルファー・葉沃誠(イエ・ウォーチョン)もミッションヒルズでトレーニングを受けている。

1994年当時、中国にゴルフ場は12カ所もなく、プレーしているのは長期滞在の日本人か韓国人が主だった。現在、中国には600カ所以上のゴルフ場があり、ゴルフ人口は100万人いるとの情報もある。だが、その半数は練習レベルであり、実際のゴルフ場へ行ったことのない人たちも多い。平均年収が2100ドル(約20万円)の中国では、1回のプレー代に150ドル(約1万4000円)も支払うゴルフは「金持ちのスポーツ」でしかない。この状況を打破するため、中国政府は五輪種目としてのゴルフを積極的に支援する方針だ。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携