100年間の“恥辱”を終わらせた英雄毛沢東=中国の建国神話―米誌

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25日、米誌アトランティック電子版は記事「恥辱感はどのように中国近現代史を動かしたのか」を掲載した。第2次アヘン戦争での円明園の破壊は中国人に恥辱を与え、プライドを粉砕するためだったという。写真は抗日戦争記念館。

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2013年10月25日、米誌アトランティック電子版は記事「恥辱感はどのように中国近現代史を動かしたのか」を掲載した。29日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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中華人民共和国の建国神話において、“恥辱の世紀”は極めて大きな意味を持つ。その建国神話とは以下のような内容だ。

古い文明を持つ中国だが数世紀にわたり先進的な技術を持つ西洋に圧倒された。そのアンバランスな状態はアヘン戦争の敗戦で頂点に達し、世界のどのような国も体験したことがない混乱した1世紀が来る。戦争、領土の割譲、革命…。相次ぐ混乱に終止符を打ったのは中国共産党だった。1949年の中華人民共和国建国で“恥辱の世紀”は終わりを告げた。

中国を“恥辱の世紀”から解放した英雄として毛沢東は位置付けられており、中国人の毛に対する評価にも大きな影響を与えている。

さて、この中国近代史における“恥辱”という概念だが、中国人が発明したものではないという。今年7月に出版されたOrville Schell、John Deluryの新刊『Wealth and Power』がこのことを明らかにしている。

第2次アヘン戦争で英仏連合軍は清朝の離宮、円明園を襲い略奪の限りを尽くした。その目的は中国に忘れ得ぬ教訓を与えることであった。歴史学者James Heviaは「恥辱をあたえるための行動だった」と指摘する。ある英国軍将校は当時、「中国人の最も脆弱な部分はプライドだ。円明園の破壊は中国皇帝の至高の権威に大きな打撃を与えた」とその目的を明かしている。(翻訳・編集/KT)



   

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