アジア開発銀行、中国企業の新コロナ対策支援に20億円を融資―中国メディア

人民網日本語版    2020年2月27日(木) 5時30分

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アジア開発銀行は25日、中国企業の九州通医薬集団との融資合意に調印し、同社に1億3千万元の融資を提供し、新型コロナウイルスによる肺炎との戦いを支援するとした。写真は武漢。

アジア開発銀行(ADB)は25日、中国企業の九州通医薬集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)との融資合意に調印し、同社に1億3000万元(約20億円)の融資を提供して、同社が医薬品などの医療物資を調達・配送し、新型コロナウイルスによる肺炎との戦いを支援するとした。新華社が伝えた。

本社が武漢市にある同社は、感染対策期間中に湖北省政府によって指定された医薬品配送企業の1つだ。今回の融資は同社が基本的な医薬品、防護服、手袋、医療用ゴーグル、マスク、人工呼吸器などの個人向け防護用品の持続的な供給を保障できるよう支援するものだ。

同銀行民間部門業務局(PSOD)のマイク・バーロウ局長は、「当行の融資は九州通公司が今すぐに必要な医療物資、抗ウイルス薬、個人向け防護用品を十分に備蓄するとともに、大規模病院と薬局にそれぞれ配送するのを助けるものとなる」と述べた。

今回の融資はPSODにとって健康・安全の保障を目的として行われる初の支援であり、ADBは少額で政府保証なし融資のスピード審査承認プロセスを採用して、承認までのペースを加速させた。融資期間は2年間で、中国の金融機関が同社に提供した融資を補完するものとなる。同銀行は今月7日に新型肺炎対策のための支援をスタートし、200万ドル(約2億2108万円)を出資して、アジア太平洋地域の複数の国の感染への「抵抗力」を高めようとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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