新型コロナウイルス40カ国・地域にまん延、独専門家「パンデミックほぼ不可避」―中国メディア

Record China    2020年2月26日(水) 15時50分

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中国メディアの健康時報は25日、新型コロナウイルス感染症について、ドイツの専門家が「パンデミック(世界的大流行)はほぼ不可避」との見方を示していると報じた。写真は韓国・ソウル。

中国・人民日報系の健康時報は25日付で配信した記事で、新型コロナウイルス感染症について、「25日時点で、海外40カ国・地域にまん延している」とした上で、ドイツの専門家が「パンデミック(世界的大流行)はほぼ不可避」との見方を示していると報じた。

記事はまず、中国のポータルサイトの新浪が随時更新している新型コロナウイルス感染者マップによると、25日時点で、韓国の893人、日本の850人、イタリアの229人、シンガポールの90人、イランの61人、米国の53人を含む海外40カ国・地域で感染が確認されているとした。

その上で、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が21日の会見で、「中国以外での感染者数は比較的少ないと言えるが、疫学的にはっきりした感染源が分からない事例が増えていることを懸念している」とし、「封じ込めの機会の窓が完全に閉じてしまわないうちに対策を講じなければならない」と述べ、各国に早急な対応の強化を求めたことを取り上げた。

記事はまた、ドイツのウイルス研究の専門家クリスチャン・ドロステン氏が22日、ドイツ通信社のインタビューで、「パンデミックが回避できるともう信じていない」とした上で、「症状が軽度または症状のない人は医師の診察を受けず、検査を受けないため感染が確認されることはない。だがそうした無症状の人たちは知らないうちに他の人々にウイルスを感染させている」と指摘したことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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