中国の孔鉉佑駐日大使「新型肺炎対策で日本と協力を強化したい」―中国メディア

人民網日本語版    2020年2月24日(月) 18時20分

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中国の孔鉉佑駐日大使は22日、「日本側と各自の強みを発揮し、防疫協力を強化し、連携して感染拡大と闘い、共に両国民の健康と安全を守り、地域と世界の公衆衛生上の安全を守りたい」と表明した。

中国の孔鉉佑(コン・シュエンヨウ)駐日大使は22日、中国メディアの合同書面取材に応じ、「新型肺炎との闘いに勝利する自信と能力と勝算が中国側にはある。我々はまた、日本側と各自の強みを発揮し、防疫協力を強化し、連携して感染拡大と闘い、共に両国民の健康と安全を守り、地域と世界の公衆衛生上の安全を守りたい」と表明した。新華社が伝えた。

孔大使によると、新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以来、在日本中国大使館は直ちに緊急対応メカニズムを敷き、速やかに新型肺炎との闘いに入った。1月23日には初の関連領事通告を発表。在日中国人及び中国人観光客に対して感染状況に注意し、適切な防護措置を講じるよう促すと共に、日本に滞在する湖北省出身の観光客の正確な人数を速やかに把握し、チャーター機を3便用意して、541人を無事帰国させた。また、中央政府の統合的計画の下、外交部駐香港公署や香港特区政府と緊密な調整を行い、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗船している中国同胞をチャーター機で無事帰国させた。

新型肺炎が発生してから、大使館の各レベルの外交官は日本の政府、与党、関係当局と緊密な接触を行ってきた。孔大使も日本の大手メディア「読売新聞」の独占インタビューに応じ、習近平氏を核心とする中共中央の揺るぎない指導の下で新型肺炎との闘う中国の力強い措置及びその積極的な成果を確かなデータと生き生きとした事例によって紹介し、新型肺炎対策についての正しく権威ある情報及び必勝する自信を日本の民衆に伝えた。

日本政府、東京都その他地方自治体及び日本の企業、友好団体、民衆は新型肺炎との闘いの正念場において雪中に炭を送り、様々な支援物資を中国に送った。日本側の行動に中国民衆は前向きに反応し、「山川異域,風月同天」(山川域を異にすれども、風月天を同じうす)「困難な時にこそ真心を知る」という、隣人の助け合いの友情に心から感謝している。

現時点で日本は中国以外で新型コロナウイルスの感染者数が最も多い国だ。中国大使館は日本国内の感染拡大の新たな変化に関心を寄せており、自ら中国のメーカー及び慈善組織と連絡を取り、日本側に新型コロナウイルス核酸検査試薬キットを緊急提供した。中国大使館がこれをSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で発表すると、閲覧数は直ちに60万回を超え、1万件近くの「いいね」が寄せられた。日本のネットユーザーからは「中国側の無私の支援に感謝する。日中は隣国として手を携えて共に困難を克服するべきだ」といったメッセージが次々に寄せられた。

孔大使は「両国の民意の前向きな連動は、長期にわたり助け合う隣人の道を体現しており、新型肺炎との闘いに勝利する強大な自信と原動力を中国国民に与え、双方の民衆間の友好的感情を増進する新たな絆と日中関係の一層の改善・発展を後押しする大きな力となった」と指摘。

「日中は今後もウイルス検査の協力を強化し、感染防止対策の経験と手法を共有し、手を携えて困難を克服し、感染防止対策と公衆衛生システムの構築などの分野でさらなる相互学習・参考、互恵的協力を実施する。日本側と共にこの公衆衛生上の安全の試練に対処するのは、中国にとって責任ある大国としての責任を果たし、地域と世界の公衆衛生上の安全を守る重要な一環であるとともに、近隣国との運命共同体の構築を推進するうえでのあるべき筋道でもある」と強調した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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