香港の俳優ルイス・クー（古天楽）が設立したチャリティー団体が、世界中から集めたマスク130万枚を配布すると発表した。提供する相手に社会的弱者を優先していることについて、香港市民から支持や感動を伝える声が上がっている。

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ルイス・クーは先日、香港映画界に長年貢献してきた高齢者や、長い行列に並んでマスクを入手するのが体力的に無理な人々を優先し、マスク2万枚を配布したばかり。これに続いて20日には、ルイス・クーが設立したチャリティー団体「古天楽慈善基金会」が、世界中でマスク130万枚を確保し、香港18区で最もマスクを必要としている人々を優先し、福祉団体や自助グループなどを通じて配布することを発表した。

「古天楽慈善基金会」によると、配布の対象となるのは高齢者をはじめ、障害者やリハビリ中の人、低所得家庭や経済的援助の必要な子どもたちなど。世界中でマスク不足が報じられている状況だが、基金会ではなるべく広い範囲にスタッフを派遣し、調達に注力するという。

ルイス・クーは、10年以上にわたって中国の貧困地区に学校を建築するなど、日頃からの隠れた慈善活動で好感度が高いが、今回のマスク提供について、社会的弱者を優先していることでネット上では支持と感動の声が上がっている。複数の芸能人も、「われわれの香港はわれわれが守ろう」とルイス・クーの行動に支持を示している。（Mathilda）