「残酷な政治報復」、李元大統領への判決に元閣僚らが声明文

Record China    2020年2月24日(月) 12時50分

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20日、韓国・東亜日報によると、李明博政権の元閣僚らが「韓国司法部は自ら法の守護者であることを放棄し、権力の下人であることを立証した」と批判した。

2020年2月20日、韓国・東亜日報によると、李明博(イ・ミョンバク)元大統領が収賄などの罪に問われ2審で懲役17年などの判決を受け身柄を拘束されたことと関連し、李明博政権の元閣僚らが「韓国司法部は自ら法の守護者であることを放棄し、権力の下人であることを立証した」と批判した。

記事によると、李元大統領の拘束翌日の20日、「李明博政権閣僚と青瓦台(大統領府)首席秘書官一同」の名義で声明が公表された。「われわれは李明博元大統領と共に国のために働いた人間だ」と名乗り、「法官と良心と法治主義を信じ誠実に裁判に臨んだが、結果は残酷な政治報復」「捜査開始から裁判まで、徹底的に政治報復を目的に計画された」と批判している。

また、「特別な理由もなく裁判部が変更され、物証もなく陳述だけで判決を下した」と、裁判の不公正さを指摘。「2020年2月19日、司法正義は死んだ」「われわれは文在寅(ムン・ジェイン大統領)とその手下らが犯したことを決して忘れない。彼らは必ずや代価を支払うことになるだろう」強く述べているという。

ソウル高裁は19日、特定犯罪加重処罰法上の収賄などの罪で起訴された李元大統領の控訴審で、懲役17年、罰金130億ウォン(約12億円)、追徴金57億8000万ウォン(約5億3500万円)を言い渡した。李元大統領は昨年3月に1審で懲役15年を言い渡されたものの保釈され、拘束されずに裁判を受けてきたが、再び拘束された。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「誰が見ても政治報復だ」「盧武鉉(ノ・ムヒョン元大統領)が死んだのだから、お前も死ねと言わんばかりの捜査が行われている」「彼こそ韓国最高の大統領だったと思う」「今思えば、李明博の時は暮らしやすかった。庶民のための最高の革新が行われた時代だった」「退任して5年以上になる元大統領の過去10年まで掘り起こして監獄に入れる復讐(ふくしゅう)劇。文在寅も捜査される日が来るだろうか」「李明博は2008年の金融危機に打ち勝ち、さまざまな功績を残した、本当に有能な人物だ。なのにこんな恥辱を受けている」「文在寅の最高の能力は報復。その次がうそ。その他には何もない」など、現政権への批判や李元大統領擁護の声が殺到している。「罪を犯したら償うのは当然だ」というコメントもあるが、「だから文在寅も処罰されるべき」と続くなどしている。(翻訳・編集/麻江)

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