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中国を「侮辱」した米紙、謝らないのは勇気がないから?―中国専門家

配信日時:2020年2月20日(木) 21時40分
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米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが中国をやゆしたことについて、中国外交学院国際安全研究センターの凌勝利主任が猛批判した。

新型コロナウイルスの流行が続く中、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが中国をやゆした記事を掲載したが、その後公式な謝罪などはされていない。中国紙の環球時報は19日、同紙を猛批判する中国外交学院国際安全研究センターの凌勝利(リィン・ションリー)主任の文章を掲載した。

凌氏はまず、「(ウォール・ストリート・ジャーナルが)『アジアの病人』と中国を侮辱したことにより、腹の中の人種差別があらわになった」と指摘。「米国では自由で平等な価値観を掲げ、人種差別は大きなタブーとされている。そして、人種や肌の色の違いにかかわらず、当然平等な権利を与えられ、等しく尊重されるはずだ。人種差別は政治の誤りであり、社会の道徳的に踏み入ってはならない領域である。これはすでに世界的に認められた行動規範だ。しかし、同紙はつかの間の注目を浴びるために、恥をかいた」とした。

続いて、「さまざまな肌の色、人種の人々が集まり、融合することで米国は繁栄した。中国人は過去数百年にわたって米国の発展に大きく寄与してきた。米国に住む500万人以上の中国系の人々は、人種差別的な表現を受け入れず、ホワイトハウスに請願した内容の中に『このような罪のない中国の人々に対する軽率な発言は、人種主義を助長し、中国や他のアジアの民族に悪影響を与える』と記載した」と説明した。

その上で、「中国のような急成長中の大国にとって、このほどの侮辱は、間違いなく近代以降民族復興を追い求めてきた自尊心を傷つけられるものだ。また、新型コロナウイルスを前に一致団結して闘う中国の人々からすると、こうした差別的な言論には非常に反感を覚える。疫病に便乗して他人を侮辱するのは、最も基本的な哀れみの心を失っており、個人にしろメディアにしろ、良心が欠けていることを示している」と論じた。

さらに、「米国は言論の自由を掲げているが、自由とはやりたい放題にすることではない。歴史を見れば、ニュースメディアが人種差別を露呈した事件は珍しくない。その結果は例外なく、大きな負の影響をもたらした。ニュースメディアの基本的なプロとしての素養という面において、同紙がこのような侮辱的なタイトルを使用したことは本当に衝撃だ。国際的に大きな影響力を持つ新聞が、このような低レベルなやり方をするとは驚きだ。ニュースメディアの同業者や一般読者も批判している。しかし同紙は『ダチョウ政策(現実逃避)』を取り、さまざまな批判にほとんど正面から応じなかった。10万人以上もの中国人がホワイトハウスに請願を行うウェブサイトで署名し、同紙に謝罪を求めているが、依然として無視しており、傲慢(ごうまん)と偏見が見てとれる」とした。

そして、「同紙の侮辱的なタイトルは中国の人々の怒りを買った。中国外交部は何度も厳粛に正式な謝罪を求めている。華春瑩(ホア・チュンイン)報道局長は6日、『自身の言論、傲慢さ、偏見、無知を恥じるべき』と述べた。耿爽(グン・シュアン)報道官は10日、『中国はすでにウォール・ストリート・ジャーナル社に厳正な申し入れをしている。同紙の過ちの重大性を認め、責任者を調べ、処分するよう求めている』と明らかにした。しかし、同紙は「ニュース部とオピニオン部は互いに独立している」などと適当にごまかしている。過ちを知りながら謝罪しないのは、傲慢で身勝手なのか、それとも勇気がないのか」と批判した。

凌氏は最後に、「メディアは公正で客観的な報道を追求すべきだ。そして人類の基本的な道徳の最低ラインを守らなければならない。もちろん、このような人種差別的なタイトルは大きな間違いだ。どう弁明しても過ちを犯したという事実は変えられない。過ちを認めるのを拒否するのは道理に反しており、過ちだと知りながら改めないことは許されない。同紙は非常に愚かな、レベルの低い過ちを犯してしまったことに気付いているはずだが、いまだに謝罪をせず、過ちを直視する勇気すらない。ニュースメディアの仕事を担えると言えるのだろうか」と論じた。(翻訳・編集/毛利)

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