長江・黄河の水源が沙漠化の危機―四川省ゾルゲ県

Record China    2007年5月8日(火) 13時23分

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最近、「砂嵐発生源調査隊」が四川省のゾルゲ(若爾蓋)草原を調査した結果、毎年11.65%の速度で速度で沙漠化が進んでいることが判明した。長江・黄河の水源地であるゾルゲ湿地の沙漠化は中国全土に大きな影響を与えることになる。

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最近、「砂嵐発生源調査隊」が四川省のゾルゲ(若爾蓋)草原を調査した結果、驚異的な速度で沙漠化が進んでいることが判明した。

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調査隊関係者は、ゾルゲ草原は毎年11.65%の速度で沙漠化が進んでおり、沙漠はすでに成都平原からわずか400kmの地点にまで到達していると述べ、ゾルゲ草原の沙漠化の影響は当地の生態系にとどまるものではなく、ゾルゲ草原を発生源とする砂嵐はおそらく中国北方地区全体に被害をもたらすものと警告した。***

四川省ゾルゲ県は青藏高原東北部に位置する。広大な湿地帯を有し、中国の2大大河である黄河・長江の水源地の1つ。特に黄河の水の30%はゾルゲ湿地に由来する。現在、沙漠化が進行し、水源地の上空にまで砂嵐が発生するようになってきた。早急な沙漠化対策が求められるが、資金・人材の欠乏は深刻で、対策は一向に進んでいないという。(翻訳/編集・KT)

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