日韓欧の自動車メーカー、中国製部品不足でピンチ?―中国メディア

Record China    2020年2月19日(水) 6時20分

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17日、環球網は、春節の前後に拡大した中国の新型コロナウイルスにより、日本や韓国、欧州の自動車メーカーが部品不足に苦しんでいると報じた。写真は武漢のモーターショー。

2020年2月17日、環球網は、春節の前後に拡大した中国の新型コロナウイルスにより、日本や韓国、欧州の自動車メーカーが部品不足に苦しんでいると報じた。

記事は、新型ウイルスの影響で最初に生産停止に追いやられたのは韓国の現代自動車で、4日に部品不足を理由に韓国国内の工場での一時生産停止を発表、7日より生産がストップしたほか、起亜自動車も韓国での生産ペースを落としたと紹介。生産停止により莫大(ばくだい)な損失が出ることから、韓国政府が中国の自動車部品輸入手続きを簡素化させる緊急指示を出し、これにより現代自動車の工場は17日に生産再開の見通しが立ったとしている。

また、日本でも福岡県苅田町にある日産の九州工場が14日、中国からの部品供給難を理由に17日より1週間生産をストップすることを明らかにしたと伝えた。さらに、日本メーカーの中国工場にも影響が出ており、湖北省が企業の生産活動停止を20日まで延長する規定を打ち出したことでホンダ武漢工場が生産再開を24日以降に遅らせたこと、同省にある日産の工場も20日以降、湖南省にある三菱自動車工場も27日以降に生産再開がずれ込む見通しだと紹介した。

そのうえで、中国の自動車業界アナリスト鐘師(ジョン・シー)氏が「世界の自動車メーカーが生産管理を精細化し、部品の在庫を極力少なくしていることが、今回の『供給危機』を引き起こした大きな要因になった」と分析する一方、湖北省を除く工場はすでに続々と生産を再開していることから中国製自動車部品の供給不足は一時的なものにとどまるとの見方を示している。(翻訳・編集/川尻

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