意外な収穫!?新型コロナウイルスが広がる中国で逃走中の容疑者が次々に自首―中国メディア

Record China    2020年2月17日(月) 23時20分

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中国メディア・中国新聞網は16日の記事で、「近頃、中国の各地で行われている新型コロナウイルス対策の検査によって、逃走中の容疑者という“特殊な人々”があぶり出されている」と伝えた。資料写真。

中国メディア・中国新聞網は16日の記事で、「近頃、中国各地で行われている新型コロナウイルス対策の検査によって、発熱の症状がある人々のほか、逃走中の容疑者という“特殊な人々”があぶり出されている」と伝えた。

山西省臨汾市の翼城県では今月7日、2015年に振り込め詐欺に加担し、17年から河南省の警察のオンライン逃走者リストに掲載されていた男が警察に自首した。同日、男は自転車で裏道を走りながら身を隠していたが、同地区では新型コロナウイルスの対策がてら、警察がよその土地から来た全ての人を調査することを目的にパトロールを強化していたため、観念して自首を決めたという。

山東省徳州市では今月11日、2009年に強盗の罪で有期刑を言い渡され、脱獄を経て15年に再び別の罪を犯し逃走していた男が自首した。新型コロナウイルスの流行後、男が身を潜めていた場所には頻繁に検査員が訪れるようになり、ついに身分証の提示を求められた男はなすすべなく交番に向かったという。

また、重慶市栄昌区で今月2日午前6時頃、新型コロナウイルス対策の業務を行うために交番を出発した警官らが、出歩いている中年の男に外出を控えるように呼びかけ、身分証の提示を求めたところ、男が突然泣き出し「自首したい」と申し出た。男はかつて薬物の販売に関わり、四川省の警察のオンライン追跡リストに掲載されていたという。

記事はさらに、殺人犯も各地で次々に逮捕されたと紹介。先月31日には山西省で、11年前に刃物で1人を殺害し、1人を負傷させた逃亡犯が収入や食べ物、潜伏場所に困って自首したほか、今月5日には内モンゴル自治区アルシャー盟の警察が、身分証の提示を拒否した男の正体が2000年に近所に住む3人家族を殺害した犯人であることを突き止めた。

このほか、黒龍江省ハルビン市では今月3日、消毒用アルコールを支給するために各家庭を巡回していた警官が、指名手配犯の家を偶然発見した。また、安徽省亳州市では今月2日、管轄地域内で新型コロナウイルス対策を呼びかけていた警官が、マスクを着用せずに屋外で人と話している男の顔をよく見たところ、逃走犯と似ていることに気付き、その場でデータベースを確認して身柄を確保した。

新型コロナウイルスが“意外にも”もたらした収穫に対し、ネットユーザーからは「悪事をはたらいた者には必ずその報いがあるんだね。それにしても、このような展開になるとは!」といった驚きの声が上がっているという。(翻訳・編集/岩谷)

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