「差別ウイルス」は新型ウイルスより恐ろしい敵だ―中国紙

Record China    2020年2月16日(日) 16時20分

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15日、人民日報海外版は、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り中国や中国人に対する偏見や差別が広がっていることについて、「差別はウイルスよりも恐ろしい」とする評論記事を掲載した。資料写真。

2020年2月15日、人民日報海外版は、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り中国や中国人に対する偏見や差別が広がっていることについて、「差別はウイルスよりも恐ろしい」とする評論記事を掲載した。

記事は、ウイルスに抗う戦いにおいて、中国と世界各国がますます「緊密な戦友」になりつつあり、ウイルスへの対処が全人類の挑戦、努力の対象になっているとする一方、「残念なことに、もう1つの『ウイルス』が国際世論でひっそりと成長している。近頃、中国、中国人を蔑視する論調が一部の国で起こっているのだ」と主張した。

そして「偏見が隔たりを深め、無知がパニックを引き起こし、煽り立てが人の心をかき乱す。過激な反応は問題解決の助けにならない。ひとことで言えば、『差別ウイルス』は百害あって一利なしだ」としたうえで、「われわれは同じ地球に住む家族。ウイルスは恐ろしいが、差別はそれ以上に恨めしい。本来力を合わせるべき時に悪意ある攻撃を仕掛けるなど、良知はどこにあるのか」と論じた。

一方で「幸い、ますます多くの国や国際組織が中国に支援の手を差し伸べてくれ、多くの外国人が中国語で応援の声を送ってくれている。そして、ますます多くの人が差別に抗う海外の華僑華人を支持してくれている」としたうえで、一日も早く新型ウイルスとの戦いに勝利するとともに、世界から「差別ウイルス」がなくなることに期待を寄せた。(翻訳・編集/川尻

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