新型肺炎と闘う医師二人が病院で結婚式、ウエディングドレスは白衣―中国紙

人民網日本語版    2020年2月16日(日) 15時10分

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医師の史威力さんと李明艷さんは今月9日、河南省人民病院総合医療科視聴覚室で「特別な結婚式」を挙げた。

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医師の史威力さんと李明艷さんは今月9日、河南省人民病院総合医療科視聴覚室で「特別な結婚式」を挙げた。河南商報が報じた。

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結婚式を挙げたのは、同科の医師である新郎の史さんと、同病院国際医療センターの医師である新婦の李さん。総合医療医である史さんは、通常の医療業務のほか、デーケア病棟で、新型コロナウイルス感染拡大と防止・抑制関連の仕事もしており、李さんも持ち場を離れることができない。

「結婚式は、人生の中でもとても重要な儀式なので、両家で話し合って、かなり前から式の日取りを決めていた」。新型コロナウイルス感染拡大を防止・抑制しなければならないという重要な時期なので、故郷に戻って結婚式を挙げることはできない一方で、式の日が刻一刻と迫り、二人はどうするかを決定しなければならなくなった。

そこで二人で話し合い、新型コロナウイルス感染拡大との闘いの「戦場」で結婚式を行うことに決めた。そうすることで、感染拡大との闘いにおける持ち場を守りながら、予定通りに結婚式を挙げることもできるからだ。

二人は9日正午、昼休みの時間を使って、総合医療科の視聴覚室でこの特殊な結婚式を執り行った。二人の門出を見守ったのは、マスクを着用した上司と当直医ら数人だけで、みんな距離を保ちながら二人を祝福した。

結婚式で、二人の同僚らは、ピンクの画用紙をハートの形に切って、メッセージを書いて祝福した。また、国際医療センターセンター長・李紅さんと、総合医療科の主任・王留義さんが贈った赤い花を二人は胸につけ、同センター党支部書記・李剛さんが婚礼立会人として、結婚成立の宣言を行った。

また中国の結婚式では、通常、新郎新婦が両親にお辞儀をして感謝の気持ちを伝えるが、それも今回は特別に双方の両親とオンラインのビデオ通話で済ませ、最後に司会者が式の終了を告げた。

李さんは「とっても意義のある結婚式」と満足げだった。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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