<卓球>釜山市が中国代表団に“特別待遇”提案も猛抗議受け取り下げ―中国メディア

Record China    2020年2月15日(土) 21時30分

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世界卓球選手権釜山大会の開催に当たり、韓国・釜山市は中国代表団に“特殊待遇”を提案。しかし、大会組織委員会や中国選手団の反対を受け、提案を取り下げた。写真は釜山港。

3月22~29日の世界卓球選手権釜山大会の開催に当たり、韓国・釜山市は新型コロナウイルスの影響を考慮して中国代表団に“特別待遇”を提案。しかし、大会組織委員会や中国選手団の反対を受け、提案を取り下げた。14日付で中国メディア・光明網が伝えた。

中国選手団は1月28日~2月2日にITTF(国際卓球連盟)ワールドツアー・ドイツオープンに参加。本来ならその後帰国して練習する予定だったが、中国で新型コロナウイルスによる肺炎が感染拡大している状況を鑑み、3月3~8日に行われるITTFワールドツアー・カタールオープンの会場であるドーハに場所を移して練習する決定を下した。

カタールオープンの終了後、中国選手団は直接釜山へ移動し、世界選手権の開催国である韓国の選手らと約1週間の直前合同練習を行う見通しだ。これに際し、釜山市は中国代表団の計79人に、ホテルでフロアを貸切で提供する、専用のエレベーターを手配する、他者と接触しない移動手段を用意するといった措置を講じると提案した。

しかし、中国選手団と組織委員会はこれに激しく抗議。組織委員会は「全てのチームが同様の条件下で安全に試合に参加すべきであり、こうした措置は適切でない」との見方を示したという。これにより釜山市は提案を取り下げた。

組織委員会は「中国選手団は海外から直接韓国へ向かう。入国に際しては何の問題もないはずだ。選手らは全員が医療スタッフによる厳格な体調管理を受けており、ウイルス感染が原因で大会を欠場することなど起こり得ないはずだ」とコメントしている。(翻訳・編集/岩谷)

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