「大気の質が優良」のハルビン市で、PM2.5が高数値の濃霧が発生=暖房施設が元凶?―黒竜江省

Record China    2013年10月21日(月) 10時13分

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20日、中国・黒竜江省の警察部門によると、同日午前7時(現地時間)ごろ、同省の高速道路で濃霧が発生し、自動車の衝突事故が続発した。同日のPM2.5は高い数値を示したという。写真はハルビン市。

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2013年10月20日、中国・黒竜江省の警察部門によると、同日午前7時(現地時間)ごろ、同省の高速道路で濃霧が発生し、自動車の衝突事故が続発した。同日のPM2.5は高い数値を示したという。濃霧は同省の省都であるハルビン市の暖房供給施設から発生したと思われている。中国新聞網が伝えた。

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ハルビン市は先月に国家環境保護部が発表した、今年8月の大気の質が最も良かった都市の7位に選ばれるなど、中国では比較的空気がきれいな都市。一方で、ロシアに隣接している都市とあって、冬はマイナス20〜30℃を下回ることが珍しくない。そのため、この時期から暖房供給施設が稼働し、室温を適切な温度に維持している。

ハルビン市気象台の専門家によると、今回の濃霧は昼夜の温度差が大きいことと、暖房供給施設から排出される烟などの汚染物質により発生した。10月に入ってから同市の昼夜の温度差は10℃以上となっている。一般的に、大気の下層部では高さとともに気温が下がるが、昼夜の激しい温度差により、下層部では高さとともに気温が上がる現象が発生。これにより空気中の汚染物質がうまく拡散せず、濃霧の発生を招いたという。(翻訳・編集/内山

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