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18日、韓国の仁川国際空港が過去3年間で約4万人の利用客に対し、米国側の情報を基にフルボディーチェックを行っていたことが明らかになった。写真は仁川国際空港。
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2013年10月18日、韓国紙・亜洲経済によると、韓国の仁川国際空港は米国側の情報を基に、過去3年間で約4万人の乗客に対して、通常のセキュリティーチェックよりも厳しいフルボディーチェックを行っていた。人民日報(電子版)が伝えた。
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韓国国土交通委員会の朴起春(パク・ギジュン)民主党議員は国政審査会の席上で、「仁川国際空港では2010年から今年5月までに、一部の乗客に対し精密機器を利用した全身安全検査を実施した。この検査の対象になった乗客は、自分たちの知らないうちに搭乗券に『SSSS』の記号を記載された人々で、安全検査場の係官はこの記号のある乗客にのみフルボディーチェックを行っている」と述べた。仁川国際空港公社はフルボディーチェックの実施対象者について、「対象条件に当てはまっていた」と説明しているが、実施理由を乗客に説明したケースはほとんどなかった。
韓国の航空会社は米国運輸安全管理局(TSA)からの通報を受け取ると、そのまま乗客の搭乗券に「SSSS」を印刷。「SSSS」とは「Secondary Security Screening Selection」の略で、高度セキュリティー対象者を意味する。乗客の国籍や購入時期と場所、片道のみの予約、現金での支払い、利用路線の妥当性などから、「旅客機の安全航行を脅かす疑いのある者」と自動的に判断されるため、実際には3歳の幼児や70歳以上の高齢者も含まれていた。
朴議員は仁川国際空港に対し、「米国の情報をうのみにして自国の国民を犯罪者扱いしている。事前説明なしのフルボディーチェックは国民の人権を軽視した行為だ」と強く非難した。(翻訳・編集/本郷)
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