地震の寄付金に不正流用?香港政府「問題あれば全額返還を要求」―米華字メディア

Record China    2013年10月19日(土) 9時30分

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17日、今年4月に四川省で発生した雅安大地震で、香港政府から被災地に贈られた多額の寄付金が現地政府によって不正流用されていた場合、香港政府は寄付金の返還を求める方針だ。

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2013年10月17日、今年4月に四川省雅安市で発生した雅安大地震で、香港政府から被災地に贈られた多額の寄付金が現地政府によって不正流用されていた場合、香港政府は同省政府に対して寄付金の返還を求めるという。米華字メディア・多維新聞が伝えた。

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雅安大地震の被災地支援金として香港政府が四川省に贈った寄付金は1億香港ドル(約12億円)。16日の香港議会において、ある議員が「雅安大地震の被災地支援金が現地で不正流用されているとの疑いを香港市民は抱いている」と発言。これに対し、林鄭月娥(リンジョン・ユエオー)香港政務司長は「四川省政府は支援金の使途について、主に医療、交通、消防、環境衛生などの緊急救援設備の建設や物資の購入に使ったと説明している」と回答した。

林鄭司長によると、香港政府はすでに被災地支援金の使途に関する詳細な報告書を四川省政府に求めているが、被災地支援と復興のための事業が膨大で多岐にわたっているため、その提出期限は特に設けていないという。

「この1億香港ドルの寄付金について、香港政府は四川省成都市にある香港経済貿易事務所を通じて随時現地政府機関と連絡を取っており、その使用状況は把握している。もし不正流用の証拠が明らかになったならば、流用額のすべてを返還するよう四川省政府に要求する」と林鄭司長は明言した。(翻訳・編集/本郷)

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