「韓国が米国の防衛システムに参加すれば失うものは大きい」=岐路に立つ韓国外交―中国メディア

Record China    2013年10月19日(土) 16時2分

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16日、韓国の金寛鎮国防長官は米国のミサイル防衛(MD)システムへの不参加を表明したが、韓国は日米中との関係をめぐり難しい立場に立たされている。写真は韓国の米大使館。

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2013年10月16日、韓国の金寛鎮国防長官は米国のミサイル防衛(MD)システムへの不参加を表明したが、韓国は日米中との関係をめぐり難しい立場に立たされている。17日付で環球時報が伝えた。

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今月初めに訪韓したヘーゲル米国防長官は、MDに関する韓国との協力に意欲を示していた。だが、中国を刺激したくない韓国は北朝鮮に対応する独自のミサイル防衛を目指してきた。

遼寧省社会科学院の呂超(リュー・チャオ)研究員は、「韓国国内では最近、終末高高度防衛(THAAD)ミサイルを導入するかどうかについて議論が行われている。韓国国内における対外関係、特に米国との政治的食い違いの断面図は、比較的親米的な勢力と独立を提唱する派閥が拮抗している例と言える。韓国軍のこれに対する態度は揺れ動いているが、これは韓国軍内部が米国との同盟についても揺れ動き、異なる考えが存在していることの表れだ」と指摘。「中韓の間には基本的に激しく衝突する原因は存在しないが、もし韓国が頑として米国防衛の前線に立つならば、必然的に得るものよりも失うものの方が大きくなるだろう」と語る。

一方、韓国との関係が冷え切った日本は、ミサイル防衛参加で米国と軍事的歩調を、環太平洋連携協定(TPP)参加で経済的歩調を合わせている。そのため、韓国国内では日本との関係改善を求める声も上がっており、現政権は難しい立場に立たされている。(翻訳・編集/碧海)

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