中国で約20年暮らす米国人が新型肺炎めぐる中国の対応批判はおかしいとSNS訴える

人民網日本語版    2020年2月10日(月) 11時40分

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中国で20年近く暮らしているというイタリア系米国人が、今中国を非難するのは「ちょっとおかしいのでは」と訴えた。

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「これは陰謀ではなく、悲劇だ」。中国で20年近く暮らしているというイタリア系米国人Mario Cavoloさんが今月5日、SNSで米国で2009年に大流行した新型インフルエンザ(H1N1)ウイルスと、中国で今流行している新型コロナウイルスの流行を比較して、今中国を非難するのは「ちょっとおかしいのでは」と訴える英語の書き込みがネットユーザーの間で話題になっている。環球網が報じた。

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【これは陰謀ではなく、悲劇だ】

Cavoloさんは、米国で09年に大流行したH1N1亜型と中国で今流行している新型コロナウイルス肺炎の感染状況を比較し、「米国のH1N1亜型感染のデータはずっと過小評価され、3年後にやっと更新された。親愛なる皆さん、これが、ウイルス感染大流行の本質で、どこの国で大流行したとしても、人材、検査方法、薬品、医療用品が足りなくなる。中国はそのような困難な状況を隠そうとはしておらず、毎日中国のニュースで報道されており、問題点をみんなが知っている」と綴っている。

【皆さん、ちょっとおかしいのでは?】

中国を非難する悪意に満ちた攻撃の声がある一方で、Cavoloさんは、「世界は中国が危機に直面した時の対応を称賛するべきだ。中国に住んでいるので、実際の状況を自分の目で見て、確認することができる。どんな基準に基づいて評価するとしても、中国の対応は信じられないほど素晴らしい」と称賛している。

【米国が世界から締め出されたことがあったか?】

Cavoloさんは、「09年にH1N1亜型感染が大流行した時、米国への出入国禁止令がいつか出されたか?中国やドイツ、日本、さらにその他の国が、米国人観光客の入国を拒否したか?」と問いかけ、「なかった」と綴っている。

【新型コロナウイルスは「中国ウイルス」ではない】

Cavoloさんは、新型コロナウイルスに関する知識、情報も伝え、「新型コロナウイルスは『中国ウイルス』ではない、H1N1亜型が『米国ウイルス』でないのと同じだ」とし、「悪意から中国を世界から締め出し、中国を攻撃して恥をかかせるようなことはやめなければならない」と訴えている。

本稿執筆時点で、Cavoloさんの書き込みの閲覧回数は増加の一途をたどり、ネットユーザーが次々に「いいね!」と寄せているほか、「このような偏見のない声がもっと必要だ。ありがとう!」「Cavoloさんは本当に素晴らしい。こんな書き込みをしてくれて、ありがとう。ウイルスは敵であるものの、中国人は敵ではない。ウイルスが伝播することを願う人なんて誰もいないし、誰でも被害者にはなりたくない。中国政府、中国の国民を信じている」などの声が寄せられている。(編集KN)

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