「仙人だって解決は無理」洪水対策遅れの官僚が無責任発言、怒った市民が抗議―浙江省寧波市

Record China    2013年10月17日(木) 13時31分

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16日、台湾ETtodayは記事「余姚市トップは救援活動を自画自賛、怒った市民千人超が市政府庁舎を包囲し解任求める」を掲載した。洪水で余姚市は深刻な被害を受けたが、政府の対策の遅れ、市トップの無責任な言動が市民の怒りを招いた。写真は余姚市。

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2013年10月16日、台湾ETtodayは記事「余姚市トップは救援活動を自画自賛、怒った市民千人超が市政府庁舎を包囲し解任求める」を掲載した。

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中国の浙江省寧波市余姚市は台風23号の影響で7日から洪水となり、市内の7割が浸水する事態となった。水道も電気も交通も途絶。完全に孤立した状態となった。救援物資の配給など政府の対策が遅れたことに市民は不満を覚えていた。

加えて市民の感情を逆なでしたのが余姚市の毛洪芳(マオ・ホンファン)市委書記の“自画自賛”だ。今回の洪水は史上最悪であり「神仙ですら解決できなかった」と弁明。また「被災時には食べるものがあればそれだけでありがたいこと」、「救援活動は(合格点の)60点」などと発言した。

他にも郊外で浸水が続くなか、テレビ局が市中央部で問題はほぼ解決したとアピールする中継を行ったこと、被災地の農村を視察した官僚が高価な靴が水にぬれるのが嫌だと60歳を越える高齢の村書記におんぶしてもらった写真の流出などもあり、市民の怒りをかき立てた。

15日、1000人を超える市民が市庁舎前に集まり、毛市委書記の解任を求めた。激高した市民が庁舎前の「為人民服務」(人民のために服務する)と書かれた文字から「人民」の2文字をはぎ取る場面があったほか、市民と警官隊がもみ合いとなる一幕もあった。(翻訳・編集/KT)

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