思いきり間隔を開けた列、社員食堂はまるで試験会場

人民網日本語版    2020年2月7日(金) 19時20分

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新型コロナウイルス感染状況が深刻な現在、ウイルス接触を防止するために、できるだけ他の人と距離を取り、過度に密接な接触を避ける必要が生じている。

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新型コロナウイルス感染状況が深刻な現在、ウイルス接触を防止するために、できるだけ他の人と距離を取り、過度に密接な接触を避ける必要が生じている。ウイルス接触を避けるために、各地では人々が知恵を絞り、いろんなアイデアを出している。深セン晩報が報じた。

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義鳥駅はまるでUAEの会議室に

2月3日、多くの企業が仕事始めを迎えた。感染状況は深刻だが、多くの人がUターンしている。

そんな中、浙江省義鳥駅では白い防護服を着込んだ検査スタッフがズラリと並び、さながらアラブ首長国連邦(UAE)の会議室のような様相を呈していた。

浙江省の義鳥駅の出口には、多くの検査ポイントが設置され、下車した旅客の体温を測ったり、身分証明書の確認をしたり、今後の滞在先を記入させている。そして条件を満たした旅客のみ駅構内から出ることができる。

そうすることで、すでに発熱している旅客を発見できるだけなく、もしその後、感染が確認された場合、同じ車両に乗っていた旅客を追跡しやすい。

報道によると、中国鉄路局は現在、席と席の間を開けてチケットを販売し、旅客同士の距離を開けることで、ウイルス感染リスクを低減させることを検討中だ。

社員食堂がまるで大学入試の試験会場のように

多くの人が一カ所に集まり、交差感染することを防ぐため、すでに業務を開始している多くの企業は、社員食堂での食事についても管理を徹底させている。例えば時間差を設けた食堂利用や間隔をあけた座席手配、複数人が集まって一緒に食事しないことを徹底するといった対策だ。

ネットユーザーからは、「まるで試験会場みたい。試験科目はズバリ『食事』。試験官もいて、コソコソ話をしたり、物を誰かに渡したりする人がいないか見張っている。何かあれば挙手して知らせること」といったコメントも寄せられている。

なかには1人ごとにテーブル1つを提供できない社員食堂もあり、段ボールで臨時のパーティションを作り、仕切った企業まである。

数メートル間隔の列を作り、マスク受け取る上海市民が話題に

2月2日から、上海ではマスクを買うためには事前予約しなければならなくなった。すでに予約第一陣のマスクに関しては上海市民の手元に届けられている。上海市民がマスクを受け取るため、まるでかの有名なフィンランドの人々の行列のように自主的に数メートルの間隔をあけて「自己隔離」して列を作っている様子を捉えた動画はたちまち微博(ウェイボー)で話題となった。そしてその様子に、ネットユーザーから次々と「いいね!」を寄せられた。

さらに、自分でQRコードをスキャンして決済する「無接触スーパー」や指定の場所で荷物を受け取る「無接触宅配配送」、「無接触エレベーター」なども登場している。

思わず泣き笑いするしかないようなこんなシーンの数々も新型コロナウイルスの感染状況が抑制された後にはもう見られなくなってしまうことだろう。しかしこれらはいずれも中国のウイルスとの闘いにおける中国人の勇気や知恵、楽観的な姿勢、勝利のために力を合わせる姿を余すところなく示しており、永遠に忘れられることは無いだろう。中国人は必ずやこの困難を乗り切ることができる!中国がんばれ!(編集KN)

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