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15日、フランスの華字紙・欧州時報によると、国際機関の中で重要なポストに就任する中国人が急増している。写真は国際標準化機構の張暁剛会長。
2013年10月15日、フランスの華字紙・欧州時報によると、世界保健機関(WHO)など国際機関の重要なポストに就任する中国人が急増している。環球網が伝えた。
カナダの中国系女性・廖満嫦(リャオ・マンチャン)医師は、10月初めにスイス・ジュネーブに到着したのち、国境なき医師団(MSF)の代表に就任した。また、9月には、中国国家標準化委員会委員で、世界鋼鉄協会(World Steel Association)副主席の張暁剛(ジャン・シャオガン)氏が、中国人として初めて国際標準化機構(ISO)の会長に選ばれた。
国際社会において重要な役割を担う組織の中に、中国人が名を連ねることはすでに珍しくなくなっており、最高責任者に就任した例も多い。
・廖満嫦…国境なき医師団(MSF)代表
・張暁剛…国際標準化機構(ISO)会長
・陳馮富珍(マーガレット・チャン)…世界保健機関(WHO)事務局長
・林毅夫(リン・イーフー)…世界銀行の元チーフエコノミスト
・朱民(ジュー・ミン)…国際通貨基金(IMF)副総裁
・蔡金勇(ツァイ・ジンヨン)…国際金融公社(IFC)長官
中国が1971年末に国際連合で安全保障理事会の常任理事国を含む代表権を獲得してから2005年までの33年間は、歴史的な要因で国連の副秘書長の職位に就いた以外に、中国人は国連やその専門機構の高級職の選挙に関わる機会はなかった。しかし、2005年以降、中国人が国際組織の高官ポストを争う状況が徐々に増加してきている。その理由として、中国の国力の上昇とともに、国際情勢の変化を反映しているとの見方が強い。(翻訳・編集/HA)
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