新型肺炎で映画業界への打撃は深刻…、2020年度の興行収入は約1570億円の減収か

Record China    2020年2月8日(土) 9時30分

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新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大によって、中国では今年の映画興行収入について100億元近い減収となるのではないかと予想されている。

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新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大によって、中国では今年の映画興行収入について100億元(約1570億円)近い減収となるのではないかと予想されている。

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先月末の春節(旧正月)期間を前に、中国ではウイルスの感染拡大の影響で、多くの新作映画が公開延期を発表。映画業界にとって春節は、年に3回ある大型連休の書き入れ時の中でも最大規模となるもの。しかし今年は、都市部を中心に映画館が軒並み休業となり大き過ぎる痛手を被っている。

昨年の春節期間では、元旦となる2月5日の映画興行収入は14億5800万元(約230億円)に。期間を通しての興行収入は58億4000万元(約920億円)、動員数は1億3100万人だった。しかし今年は、元旦を迎えた1月25日の興行収入が181万元(約2850万円)、動員数は5万人と大きく落ち込んでいる。

今年の春節および、これに続くバレンタインデー前後の期間を合わせ、損失額は60億元(約944億円)前後と予想されている。なお、この新型肺炎の騒ぎが終息に向かい、映画業界が本格的に動きだせるのは4月末~5月になるとみられており、その場合の今年の映画興行収入は100億元(約1570億円)ほど減少するとみられ、ここ10年来、毎年更新してきた記録がストップ。年間550億元(約8660億円)前後と、5年ほど前の数字に逆戻りするとも予想されている。(Mathilda

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