中国本土出身の学生「標準語で授業して」と要求、現地学生との間で罵り合いに―香港

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12日、香港城市大学の大学院でこのほど、中国本土出身の学生と地元出身の学生による激しい罵り合いが起こった。写真は同大学。

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2013年10月12日、東森新聞雲(ET today)によると、中国本土と香港の不和が大学にも広がっている。香港城市大学の大学院で学んでいる中国本土出身の学生が、広東語による授業に出た際に「普通話(標準語)で授業をして欲しい」と教員に求めたことをきっかけに、地元出身の学生が激怒。中国本土出身の学生と地元出身の学生の間で激しい罵り合いとなった。

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蘋果日報によると、同大学院修士課程には地元出身の学生だけでなく中国本土出身の学生も多く在籍していることから、一部の授業は広東語クラスと普通語クラスの両方が設けられている。問題の学生は自分で広東語による授業を選択したものの聞き取ることができず、「標準語で授業をして欲しい」と要求したという。

このような要求に対する地元出身学生の不満もあって、教員は「これまで通り広東語で授業を行う」としたが、その後、授業は広東語で説明した後、標準語でも説明されるようになり、さらに標準語による補修も毎週行われるようになった。これにより、標準語を理解しない地元出身の学生と中国本土出身の学生の対立が深まり、双方による激しい罵り合いに発展してしまった。

中国本土出身の学生からは「多額の費用を投じて勉強しに来ているのだから、それなりの対応があって当然だ」などの声が、地元出身の学生からは「米国の大学に行っても中国語で教えろと言うのか」などの声が上がったが、学部長が間に入って諫め、現在は落ち着きを取り戻すに至った。しかし、地元出身の学生は「両言語を使うと授業が進まない」と嘆いている。(翻訳・編集/岡田)



   

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