2013年10月13日、天津日報は記事「日本人審判、なくした携帯電話を届けてもらう」を掲載した。

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天津市のタクシー運転手、王さん。日本人乗客を乗せた後、客が車内に携帯電話を忘れているのを見つけた。客がタクシーに乗ったホテルを訪ねたが、ホテル側も誰のものかわからなかったという。

日を改めて王さんはタクシー会社のマネージャーとともにもう一度ホテルを訪ねた。日本語が使えるボランティアに携帯電話に登録されている番号にかけてもらおうと思ったが、パスワードがかかっていてできなかった。

どうしたものかと頭を悩ましているその時、携帯電話が突然鳴り出した。落とし主からの電話でようやく一件落着したのだった。

落とし主は東アジア大会に参加している日本人審判。携帯電話についてはもうあきらめかけていたとのことで大喜びだった。「シエシエ（謝謝）」と言いながら何度もお辞儀し、天津市民の友情のおかげでいい気持ちで天津から帰れますとお礼を言っていた。（翻訳・編集/KT）